むずむずの刑

ある日ふと思った。

私の髪の毛は日々確実に伸びていっているのだけれど、その伸びていっている瞬間を私は知らない。全く感知していない。

一定の速度でずーっとじわじわ伸びているのか、ある時ぴょっと伸びる瞬間があるのか、それすらもわからない。実は人によってその時の髪の気分によって、伸びる速度は違うのかも。


もし、髪が伸びる瞬間を毎回感知していたらどうなるのだろう。

じわじわ伸びていたら、ずーっと地味にムズムズしているのかもしれない。

その中でも特にグンと伸びる時があったら、そのムズムズは大きくなるのかも。

髪の毛だけじゃなく全身の毛に対して感知できたら、きっと日常生活どころではない。


常にムズムズ。何をしていてもムズムズ。


人は慣れていく生き物だけど。これを慣れないように感知できるようにした日には、「むずむずの刑」ってあるのかもしれないな。


何故か洗い物をしている時にそんなことを考えた。

手は動いているものの頭皮は暇を持て余していて、何かを主張したかったのかもしれない。


今日は早めに記事を書かねばなので、謎記事だけど投稿するのである。



ではまた明日。