レイヤー

お絵かきソフトを使って絵を描いていた。

すると寄ってきて「やりたい!」と言う息子。

1回2回は私のを使ってもらったものの、まだまだやりたそうなので。どうせならーと息子のタブレットにソフトを入れてみた。

とりあえずまずは説明。ここを押したら新しく描けるようになるよ。ここがペンで、ここが消しゴム。大きさや色や形を変えられるよ。

お絵かきソフトって特殊なものだし、最初の説明は結構長くなる。それでも息子は真剣に「うん、うん」と聞いていた。何だか大人になったなぁとちょっと感動。


本当にただ「描く」部分だけを説明した後。これも一応説明しておくか、とレイヤーの説明もした。お絵かきソフトと言えばレイヤーだよね!便利だよね!

しかし理屈はわかるものの。何も知らない相手にわかるように説明するのはちょっと難しい気もする。

透明な紙があってね。それを重ねていくことができるんだよ。

私は割と想像することが得意な方だと思うので、頭の中にすんなり図が浮かぶけれども。人によったら混乱するのではないかなと思う。

上の紙に線を描いて、下の紙に色を塗ったら、上の線が消えないんだよ。紙が違うからね。

この説明で通じるのだろうか。うーん。しかしまぁ、実際にやってみてもらった方が早いとは思う。というわけで、ちょこっとやってみせた後、好きに描いてみて、と息子に全部任せてみた。


正直、どこまで理解したかはわからない。「線を消したいのに、全然消えない!(色塗りのレイヤーが選択されている)」とか、レイヤーの順番が思ってたのと違う(線の上に色塗りレイヤーがきてる)とかあったけれども。まぁ、やっていくうちに慣れると思う。

初日は4つも絵を描いていた。元々絵を描くのは好きそうだし、これからはデジタルな絵を描く機会も増えるのかもしれない。



ところで終わりの方で、「お母さん、これは何?」と聞かれた。保存方法に「透過PNG」があるのである。

「ええと、これは透過PNGと言って…例えばこの白い部分が透明になるんだよね。普通のPNGなら白いところは白色で保存されるけど、透過にすると透明になって、画像を置いたときに後ろが透けるというか……」

説明しながら、正直息子が理解できる気がしなかった。自分でいろいろいじったことがない人に対して、「画像を置く」のイメージが難しいと思う。

画像を置いた時に背景が透けるんだけど…でもこれもレイヤーと同じく、重ねる感覚がないと想像が難しいのかも…?

いろいろ説明していて思った。お絵かきソフトはやっぱり特殊なものだと思う。便利だし楽しいけどね。


まぁ使っていくうちに息子も理解していくだろうと思う。



ではまた明日。