最高のエンドロール

2024/8/12
松たか子×松村北斗、映画初共演で“夫婦役” 脚本・坂元裕二&塚原あゆ子監督が最新作で初タッグ

最高。最高すぎる。

演技を生業にする人なら誰しもが憧れるであろう最強の布陣に、大好きな人の名前。
坂元裕二の「一生の思い出になる映画を作ろう」の中に松村北斗の名前が刻まれている。

公開日2025/2/7までの毎日はとりあえず「ワクワクと待つ」という煌めいた毎日を送っていいと本人が断言してくれる喜び。
松村北斗のファンでいられることがあまりにも幸せだ。

わたしが松村北斗という人をちゃんと好きになったのは、もうとっくにCDデビューしていて朝ドラにも出演済、新人俳優賞と話題賞をW受賞した頃だった。

なのでわたしは残念ながら彼が必死で紡いできた、努力してきた過程を知らない。ひたすら真っ直ぐ丁寧に与えられた機会に挑戦してきたのだろうと想像しながら、過去の話と照らし合わせながら、その結果として残った作品の跡を辿っている。悔しいことに周回遅れで始まったわたしのオタク活動。

その努力の過程を見守りたかったという気持ちはずっとつきまとってしまうけれど、北斗が駆け抜けたその跡が、その功績が今に繋がっているんだということを情報が一つ解禁されるたびに強く感じるし、ものすごい上昇気流に乗っている瞬間を見せてもらっているんだなぁと幸せに思う。

私は彼のことを「口に出すことと口に出さないことの線引きをものすごく慎重に考えている人」だと思っていて、だからこそ誰かの個人名や作品名を挙げているのを読むと、覚悟と強い意志が垣間見えるようでなんだか嬉しい。
そしてその一つ一つを着実に叶える彼の姿に、彼の努力が実ったこと、世界がまた広がったことを実感してじんわりと胸が暖かくなる。

過去に雑誌で「引き寄せの力がある」と北斗はまるで運よく縁が繋がったかのように言っていたけれど、それは間違いなく北斗自身の努力と姿勢で手繰り寄せたもので、丁寧に誠実に培ってきた実力で結びついた縁だよ。

彼の躍進をできるだけ長く、たくさん見ていたいなと思う。わたし1人の力なんてごく僅かだけれど、応援し続けること、応援をきちんと形に表すこと、その表し方を決して間違えないことで、彼にもっとたくさん素敵な景色を見てほしいし、素敵な経験をしてほしい。それがわたしのとびっきりの幸せにも繋がっている。

人の努力がわたしの幸せになるなんて、おかしな話だし、ずいぶん都合のいい話だなと自分でも思う。
でもその分一生懸命もりたてていくから、北斗が「もう十分やりきった!やーめた!」ってなるまでは、その人生の彩りに勝手に相乗りさせてね。

キリエのうたで訪れたカンヌ国際映画祭でのことをいつか走馬灯として出てくる景色だと例えていたけど、長い人生の中で、これからもっとたくさんそんな光景を見てほしいし、できればその瞬間を見届けたいな。

いつか遠い未来に北斗の見る走馬灯が、長すぎるくらいの最高のエンドロールでありますように。

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