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北海道遠征4日目(札幌~稚内)

おはようございます。この記事から帰宅した後に書いてるのでだんだん内容が薄くなっていくかもしれません。ご了承ください。では本編。今日は札幌から稚内まで。

今回乗ったのは特別札幌駅7:30発の特別急行「宗谷」稚内行き。キハ261系0番台の4両編成。車番はキハ261SE-101と SE-201のトプナンユニット。今回は奮発してグリーン車。札幌から稚内までのグリーン料金は6380円。稚内まで5時間10分ということを考えれば安いものです。席は一人掛けの9番A席。牛革張りの座席のテーブルはインアーム展開式のテーブルです。カーテンはフリーストップ式で遮光性はそこそこといったところ。雪で反射したものもしっかりさえぎってくれますね。リクライニングはたいそう深く倒れます。

グリーン券

午前7時30分。ついに特別急行宗谷稚内行きが札幌を発車。同時発車のすずらん2号と並走しながら札幌の市街地を駆け抜けていきます。苗穂までは宗谷がやや優勢。苗穂工場はよく見えなかったですね。苗穂を過ぎたあたりでさすが電車というべきか、すずらん2号が猛追を見せ、いともたやすく追い抜いていきました。ちなみにこの日のすずらん2号は789‐1001でした。

岩見沢では721の三両編成がいました。ちなみにこの時9席あるグリーン席には僕含めてわずか二人しか乗っておらず、グリーン車の優越感を味わったものです。そんなこんなで旭川。旭川は小学校一年生の時以来ですね。北のヨンマルに気づいたものの時すでに遅し。エンジン音を響かせ旭川を発車しました。ここからいよいよ宗谷本線。道北エリアに突入します。ラッセルヘッドの墓場と化した旭川運輸所を見ながら左に曲がって北上。左右にはただの銀世界が。銀世界と書くとかっこよく思えるけどその実態はただの雪。何も書くことがございません。そんなこんなで名寄。昨日3普連が3即機連に改変された名寄駐屯理があると聞いた。ちなみにこれは伏線。名寄を過ぎてしばらくすると左手に天塩川を望む区間を走行します。

(ちなみに名寄というのは天塩山地と北見山脈に挟まれた盆地らしい。大変そうな土地だ。しかし上川盆地の北に名寄盆地とはねぇ。ほとんど境目なんてないような感じもしたが一応山だったらしい。あまり感じなかったな。)

そんなこんなで音威子府。音威子府と聞いてハッとしない日本のミリオタはいないはずです。たぶん。そう、北から上陸してくるソ連邦の地上軍との決戦を行うことになっていた、交通の要所です。
昔は天北線がここから分かれていたらしいがそんな名残を感じることもなかなかできなかったですね。音威子府と言えば黒蕎麦ですが残念ながら駅にあった常盤軒さんは閉店なさったとのこと。一度行ってみたかったですね…。

決戦場、音威子府


音威子府を出るといよいよ山岳地帯を抜け天塩平野に入ります。左手に利尻富士を眺めたり寝たりしてたらいつのまにか南稚内。グリーンにいるのでどこの駅でどれくらい乗り降りがあったかはあまり分からなかったですが、南稚内はだいぶ栄えてるような印象を受けました。(これまでの自治体と比べて)
南稚内を出るとアルプスの牧場と共に日本最北の高架線を駆け抜け12時40分、終着駅にして日本最北端の駅、稚内に到着しました。特急宗谷での5時間10分の旅。定刻通りに終わりました。一年位前にキハ54が代走したみたいなことにならなくてよかったです。()

日本最北端、稚内

列車を降りて色々撮影していると、「アレ?」
なにやらよくみたことのある頭が。
その人に恐る恐る声をかけてみました。
「あのぉ、軍事フォトジャーナリストの菊池雅之さんじゃありませんか?」と。
すると当人は驚いた顔をしながらもはいいかにもそうですと肯定していただきました。
いやぁまさかこんな最果ての地で菊池先生にお会いすることがあるとは思ってもいませんでした。
北海道にいるというのは把握していたんですが、まさか稚内にいるとはと、しかし菊池先生が普通車で俺みたいなクソガキがグリーン?逆だってかも知れねぇ…
お伺いしたところによると前日名寄駐屯地で開かれた第3即応機動連隊の発足式の帰りで、今日は終日オフなのでノシャップ岬や稚内分屯地を見て、稚内空港から羽田に戻ると仰ってました。ハードだ…。
菊池先生のYouTubeチャンネルリンクは下に貼っときます。

宗谷岬行きのバスを待つ間いろいろお話をした後、
私は宗谷岬行きのバスに乗るためにお別れ。
菊池先生ありがとうございました!

宗谷バス、中頓別行に乗っていざ日本最北の地宗谷岬へ!運賃、結構しますぬ…。
左手に宗谷湾を見ながらバスに揺られること40分。
ついに日本最北端の地、宗谷岬に到着しました!
ここからは画像ギャラリー

間宮林蔵像と共に
宗谷丘陵から宗谷海峡を望む
宗谷岬から各方面への距離を表したもの
大韓航空機撃墜事件の慰霊碑
ここにはロシア語で「我々は永遠の平和を望みます」とあった
海の向こうの国を考えればなんとも皮肉なものである


我々は永遠の平和を望みます、か

宗谷岬にあるものを一通り撮っていたらあっという間に50分のタイムリミット。稚内駅前ターミナル行きのバスに飛び乗り、稚内駅を目指します。帰りは少しだけ違うルートで稚内駅前ターミナルへ。やはり稚内は駅前が中心部じゃないね。

その後は観光案内所で最北端到達の証明書をもらった後、稚内分屯基地を見るためにノシャップ岬の方に歩いて行きました。遠かった…雪がほとんど除雪されてない3.4kmはキツかった…。
なんとか辿り着いたけど夕日がレーダーのシルエットを映し出して綺麗でした。

稚内分屯基地

帰りもまた歩くのか…と思っていたらバス停を発見。バスあったんか…と少し落ち込みながら文明の利器の力でアッという間に稚内駅前に。

日本最北端の線路の碑を撮った後荷物を回収しホテルへ。

少し傾けて撮るのが好きな人

その前に駅にあるセイコーマートで晩飯の調達。安くて美味い。ハズレはない。サイコー。

お弁当とポテサラと焼き鳥と豚汁

腹も膨れ上がったところでホテルの温泉に浸かって就寝。いい湯でした。

4日目のお話はここまで。
お付き合い頂きありがとうございました。

-1.5°C

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