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【広報ノムラの宝探し】vol.1「未知なるものを求めて挑む人 同僚 澤さん」

こんにちは、ノムラです。前回は私の自己紹介をさせていただきましたが、今回からこのコーナー、ノムラが見つけたお宝をご紹介していきます。さて、最初にご紹介するお宝はズバリ、ノムラの同期の澤 悠季さんです。入社後の自己紹介資料で澤さんページを見て、この人はただものではないと思っていました。まず、プロの登山家?というくらい山に登っている。スキーも滑るし、自転車やオートバイにも乗る。今年はキリマンジェロ登頂も果たしている! 普段は出張が多く、忙しいのに、どうやって? 時間の達人に違いない! 早速、お話を伺いました!

【今回のお宝】澤 悠季さん
【お宝プロフィール】
2023年入社。メカトロファインテック事業本部 第一事業部製造部製造チーム。「コーター」と呼ばれる、コーティングする装置の製造を担当。コーターにも様々な種類があり、例えば、スリットコータと呼ばれる当社の装置は、大型液晶のカラーフィルターを施すもので世界で高いシェアを誇っています。澤さんは、そんなコーター装置の製造をチームメンバー、ベンダーと協力して行う人。趣味は登山、スキー、自転車、バイク。「見たことがない景色が見たい!がすべての行動原理」とご本人。

澤 悠季さん

登った山は700座を超える?

ノムラ:記念すべきお宝第一号です。おめでとうございます。
 
:あ、ありがとうございます。私のどこをお宝と認定していただいたんでしょうか?
 
ノムラ:まずですね、びっくりするくらい山に登ってるじゃないですか。自己紹介の資料を見たら、エベレストとかキリマンジャロなんかの写真もあって、自転車にも乗ってるようだし、バイクにも乗っているようだし、なんなんだこの人は!と思って。それに仕事がコーターの製造で、出張が多いですよね? 忙しそうなのに、キリマンジャロはこの前の年末年始に登ったって聞いて、どういうこと?って思ったんです。挑戦者であり、時間を捻出する達人っぽいところがお宝ポイントです!

ネパール アンナプルナサーキットにて

:ああ、そういうことですね(笑)。でも、ですね。こんな結論めいたことをいきなり言うのもなんですが、体力とモチベがあればどこにでも行けるんですよ。
 
ノムラ:いやいや、何か秘訣があるはず。ちょっと山登りの話から聞いていいですか? 山登り素人の私から見ると、エベレストとかキリマンジャロなんて名前が出てくるとプロの登山家なの?と思っちゃうんですが、今までどのくらいの山に登ってるんですか?
 
:山って一つひとつが独立しているわけじゃなくて尾根がつながっているので、どう数えるか難しいんですが、それでも百名山と呼ばれる山は91座は登りました。全部では、うーん、700座くらいかな。
 
ノムラ:すごすぎて、ちょっとよくわからない数ですね。

:ちょっと数えてみたんですが、今までに400回くらい山登りをしているんですね。山登り歴が10年くらいあるので、単純計算で1年に40回登っている計算になるけど・・・。

エベレストのベースキャンプにて

ノムラ:社会人になってからは減りました?
 
澤さん:いや、社会人になってからのほうがむしろ登っていますね。学生の頃は足がなかったけど、社会人になったら仲間が車持っていたりするので、登山口まで楽にアクセスできるようになって。登山って皆さんすごく大変な感じを想像すると思うんですけど、普段は、登山口で集合して現地解散するような気軽なアクティビティなんです。どこどこの山の登山口に何時ねという感じで仲間と待ち合わせて。久しぶりに会う仲間でも、登山しながら話せて楽しいし、下山後もみんなそれぞれ翌日の予定があったりするので、あっさり解散する。温泉入りたい人は入るという感じで。僕は絶対に入りますけどね。
 
ノムラ:へえー。なんか、みんなでご飯食べるくらいの感覚ですか?
 
澤さん:そうです。本当にそのくらい気軽。登山の何がいいって、頭の中を空っぽにできるんです。日常のいろんなことが頭からなくなって、山に集中できるというか。なので、忙しければ忙しいほど登りたくなるものなのかもしれないです。

北アルプス 白馬岳にて

ノムラ:そうなんですね。普段はそんな感じで気軽に登って、たまに難易度高い山に行くということですか? キリマンジャロとか。
 
:そうそう。たまに挑戦を入れていかないと、楽しくないというのもありますし、その挑戦によって自分が立てた計画をちゃんと実行できるかどうかを確かめたり、自分のコンディションを把握しておくという目的もあります。体力的にここまでならいけるな、とか。あと、難易度が高い山の場合、事前の計画や準備も楽しいんですよね。あ、でもキリマンジャロは挑戦的な感じではないですよ。標高は高いんですが、緩やかなので。冬の北アルプスなんかのほうがずっと難易度が高いです。
 
ノムラ:それは澤さんだからなのでは・・・。

見たことがない景色をもっと見たい

ノムラ:そもそも山登りのきっかけは?
 
:もともとは、小さい頃におばあちゃんに連れていってもらったハイキングが楽しかったからかな。高校で山岳部に入って、夏の合宿で槍ヶ岳に登ったときに、ものすごく感動したんです。日本にこんな景色があったのかと。そこからはまって、ずっと登ってますね。大学はスキー部でしたが、それも山きっかけですし。自転車やバイクにも乗りますが、それも登山口まで行くために始めたような感じで。
 
ノムラ:へえー。自転車もバイクも登山のための足なんですね。

 

:始めたきっかけはそうですね。今は登山できないときは自転車だけ楽しむこともあります。あ、あと、バイクは、学生のときはツーリングも楽しくて、いちおう茨城県を除く全県にバイクで行ったんですよ。125CCで、下道で。
 
ノムラ:ええー! チャレンジャーですね。澤さんは冒険好きなんですね、きっと。
 
:自分の行動原理を振り返ると、たぶん、見たことがない景色を見たいっていうことかなと思います。125CCだったのは保険の問題もあったけど、高速だと景色を楽しめないし。今は時間がないから車が多くなっちゃいましたけどね。

山登りと仕事は似ている!

ノムラ:お話を聞いていると、「挑戦」とか「未知」が好きなんだなと思います。それは仕事でもそうですか?
 
:昨年入社したばかりで、今はまだ仕事を覚えている最中なんで、毎日が挑戦と言えば挑戦。自分なりに、メモしたものから自分用のマニュアルを作ったり、どうすれば仕事をより良くできるのかいろいろ工夫はしていますね。あとは、一度終わったプロジェクトもしっかり振り返って、次に生かすということが大事だと思っていて。あ、そういう意味では、仕事も結構山登りに似ているなと今気づきました。
 
ノムラ:ほおー。どういうことですか?
 
:山って、危険と隣り合わせなんですね。なので、入念に計画を立てること、準備をしっかりすることがとても重要なんです。天気図も数日前からしっかり見ますし、だいたいこうなりそうだなということを予想して持ち物なども準備します。天気が崩れそうなら絶対に無理しない。山の候補も複数用意しておきます。この日のこの時間にこの山に行く、という計画の立て方だと無理せざるを得ないので、常に作戦を何パターンか考えておく
 
ノムラ:本当だ。危機予知。仕事みたいですね。それでも、山に入ってから天気が崩れることもありますよね。

雨飾山にて

:そうですね。そうならないようにしっかり天気図を見ながら行くんですけど、天気図が絶対じゃないですからね。それに天気だけじゃなく、山は予測していなかったことが起こりがちですから、そうなったときに冷静に判断することがすごく大事です。
 
ノムラ:ああ、そうですよね。決断していく場面がいろいろ出てくるんですね。
 
:そうですね。特に難易度の高い山登りはそれの連続です。コンディションが悪いと判断自体が大変なこともありますし。雪山で寒過ぎるときとか、道がないとき、大きな岩があって進めないとき、あとは、薮が深すぎるときとか。
 
ノムラ:ええー、もうイメージできない(笑)。
 
:でも、そこでいかに冷静さを保つかが重要。まあ、そんなチャレンジングなことは滅多にしないですけどね、最近は。

体力とモチベで、今後もどんどん挑戦したい

ノムラ:私たちは2年目だし、まだそんな大変な状況に出くわしてないですけど、これから仕事でもきっと冷静に判断しなくちゃいけない場面がいろいろ出てきそうですよね。
 
:そう。あとはさっきも言ったけど、仕事ではプロジェクトが終わった後にしっかり振り返ったり、引き継ぎ資料をしっかり残すということが重要じゃないですか。山も、登頂すると楽しみがなくなりがちで、下山で気を抜くと大変なことになる。安全に下山して戻ってくるところまでが登山なのでそういう意味では仕事と一緒
 
ノムラ:おおー。PDCAですね、まさに。そんな澤さん、これからどんなことにチャレンジしたいですか?
 
:今は製造の現場にいますけど、そのうち設計もやってみたいですし、ソフトの勉強ももっとしたいですね。あと、資格も取りたい。つい先日もクレーンの資格を取りに行っていました。新しいことにはどんどんチャレンジしたいですね。
 
ノムラ:プライベートは?
 
:ずっと山だったので、そろそろ海かなと密かに思っています。ダイビングとか。あ、そうそう、今回、時間の捻出の達人とか言っていただいたんですけど、僕、物事に取り組むときの基本は「体力とモチベ」だと思っていて。時間捻出力が高いわけじゃなくて、ただ体力があって山へのモチベが高いだけっていう(笑)。だから海も・・・体力とモチベでいけるな・・・。


【まとめ】
1発目からなかなか貴重なお宝を見つけられたと思います。
登山と仕事のPDCAサイクルに共通点があったのは新たな発見です。同期としても刺激を受け、自分の仕事を見つめ直す良い機会になりました。でも澤さんほどの体力はないので無理な登山はやめておきます(笑)
引き続き新たなお宝を求めて旅へ行ってきます。