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香水と文化とパラダイム

最近"推し香水"なるカルチャーを知った。


元々noteでは香水関連の記事をよく読むのだが、中でも目立つのがソレだ。

ざっくり説明すると、自らの推しであるアイドルやアニメキャラをイメージして作られた香水、またはその対象人物を(自らが)イメージした既製品の香水、を指すらしい。その香水を纏うことによって推しを身近に感じることが出来る、というものらしい。


まず驚きなのが、香水文化からほど遠いように感じられるアニメ文化とミックスしている点である。オタクと香水、と聞くとアンバランスさがある。

しかし、よくよく考えてみれば、強ち関係性は遠くないのである。アニメ文化が市民権を得ている昨今で、オタク=お洒落に興味がない、という考え方自体がナンセンスだということだ。

私もオタクの中ではライト寄りのミドル層ではあるが、ファッションや香水は好きだし、女性にいたっては化粧品との関連項目で香水に触れる機会があるので、結びつきやすい分類であると感じた。


個人的な考えではあるが、コロナ禍の影響で香水デビューを果たしやすくなったように感じる。

というのも、わりとしっかり香水をつけても、マスクをしているのとしていないとでは、キャッチの差があるように思える。(香りがしない、という訳ではない)

自分が香りを楽しみ程度、であればかなり身に着けやすくなっている。

こと我が国においては、香水は生活にアコードさせるもの、というよりはプラスオンの要素が強い。"わざわざ身に纏う"ものなのだ。つけること自体に抵抗のある人もいると思う。


近年では、そういった日本の現状を変えようとして活動しているブランドやショップが台頭してきている。

良い傾向であるし、もっと広く深くその文化や流行が広まればいいな、と私は思っている。

私は服装を褒められるのと同じかそれ以上に自分の香りを褒められることが嬉しい。なので、より良い香りが民主化され、共有できるようになればいいな、と思う。


好きなもの、香水についてはまた今度くわしく綴ろうと思う。

今夜はこの辺で。。。







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