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ハンディファンが直った日。この調子で波に乗れ。

ある日、近所のスーパーで買った1080円のハンディファンが壊れた。

買ってから、たった1週間で。。。
私の人生初めてのハンディファン。

実は、つい最近まで、ハンディファンの見た目が、あまり好みではなかった。若い子には似合うけど、中年のわたしとは不釣り合いなように見えたし、使いたいと思えなかった。

が、しかし、昨今のこの猛暑!!
今年の夏の暑さったら、もぅー。


暑すぎますっ!!

扇子で風をあおぐと、涼しいんだけれど、腕が疲れる。腕が疲れると風が欲しくなる、またあおぐと疲れる、この繰り返し。どうにかしたいっ!

それで、ものは試しってことで、スーパーのレジ横で売っていたハンディファンを発作的に購入。

実際に使ってみると、暑い中、駅まで歩き、涼しい電車の中で使うハンディファンは、あら、なかなかの心地よさではありませんか。

え、めっちゃ、いい〜🎶

しかし、1週間経った頃、羽がブンブン音を立てるようなった。ものすごい雑音。
使っていると周りがなんの音かと振り返るくらいな不愉快な音。
会社の人に、丸い網を分解してはどうか、とアドバイス頂いたが,手で簡単に取り外せる構造ではない。

そういえば、ハンディファンが入っていた箱の中に保証書があったかも。あった。
読むと、なになに、購入して6ヶ月以内なら修理または交換可能とのこと。おーっ♡

お客様相談センターにまず電話してください、とある。センターは、平日の10時から17時営業とのこと。

てことで、一昨日、午前休みだった日に電話をしてみる。
電話に出たのは、クールな若い女性。

早速、ハンディファンが、買ってすぐに壊れたことを説明。商品の名前を伝えると、

『あ、うち、その手の商品たくさんあるんで。
型番、教えてもらえますか。』と、ぶっきらぼうに言われた。(ような気がした)

なんだ、そのぶっきらぼうな話し方はっ。まだ、サービス業ってのが、わかってないのね、と頭の中で、文句を垂れつつ、冷静に型番を探して伝える。

『なるほど。それでは、お家に竹串とか細い棒ってありますか?』

うちには、竹串はないが、細い耳掻き棒があったので、はい、と答えて耳掻き棒を用意。

『おそらく、羽の部分が少し外れてるだけなんで、網の隙間から、羽の中心部分をめがけて、棒で押し込んで頂けますか。』

え!?結構、原始的っ!と思ったが、言われた通り、羽の中心部分を耳掻き棒で押してみた。

ハンディファンの電源を入れ直すと、まだ、嫌な音が聞こえる。携帯のマイク部分にハンディファンの音が聞こえるよう当て、直りません、と伝えたわたし。

『あの、一回じゃなくて、何度か、いろんな角度から押し込んでください。』と女性。

言われるがままに,数箇所、耳掻き棒で押しこむと、、、あら、不思議、、、嫌な音が消えた♡

あ、直ったみたいです!とわたし。(嬉)

すると、さっきまで無愛想だった女性も、嬉しそうに『よかったですー』と言ってくれた。

えーーー、なんだ、良い人じゃーん。
わー、ありがとうございます♡
電話越しで、顔も知らない方と分かち合った、この瞬間ったら♡  
嬉しかった。


満面の笑みで、電話を切ると、今日はとてもいい日になる、と確信。
人間なんて、単純である。

そして、物が壊れてもすぐ諦めてはいけない、と改めて、中年のわたしは学んだ。

そうだ!今まで、諦めて放置していた物ってあったかなぁ、と部屋の中を見回す私。

あ、あ、あったっ!!!

実は、1年前から、うまく閉まらなくなったクローゼットの片方の扉。原因がわからず、引っ越す時、修理代取られちゃったりして、、と、ちょいモヤだった案件。

前にも何度か1人で直そうとしたけど、簡単にできず、すっかり諦め、もう長い間,放置していたのだ。

しかし、ハンディファンで自信を取り戻した今。

今なら、できるかもしれないっ!

重い腰を上げて、クローゼットの扉修理に取り組んだ。

片方の正常な扉の構造をまずは、よく観察。
よし、特別なネジはなさそう。前もそこまでは、観察していた。 
しかし、今回は、試行錯誤して、扉を丁寧に上に何度か押し上げる。一回で諦めちゃダメ!

ガシッ。

え、直った。。。
きゃーーーほんと、嬉しい!!!

今日また一つ、わたしの中のちょいモヤ案件が消えた。

なんか、わたし、いま、波に乗ってるの!?
波が来たら乗れ、とサーファー以外も言っていたような気がします。

この調子で、この夏は、放置していた、モヤモヤ案件に取り組みますっ。

続く

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