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野良猫との遭遇

昨日、家の近所を歩いていたら、スリムな猫が道路を横切るのを目撃した。

この辺では、なかなか野良猫を見かけないので、見かけると、つい珍しくて後を静かに追ってしまう。猫ちゃんは通りを渡ったところのマンションの生垣に隠れたもよう。
わたしも道路を渡り、その生垣に急いで向かう。

猫ちゃんが隠れている生垣から、ミャーミャーと大きめな声が聞こえてくる。キャワ♡
わたしは、うちの猫の言ってることは、少しわかるが、よその猫が何を言っているかは、まったくわからない。でも、誰か呼んでるのかなぁと想像しながら、生垣に隠れた猫ちゃんを生垣の隙間から覗いた。

いた♡  

目が合った!
わたしは萌える心をおさえながら、猫ちゃんを凝視。。猫は、1歳くらいかな。
キジトラの美猫ちゃん。

手を伸ばすと、少し近づいてきた。
もう少しで掌をクンクンしてもらえそうだったけれど,これ以上好きになっても、一緒に住めないことを思い、、わたしは自分の手を引っ込めた。猫ちゃんは、特に残念がるような様子もなく、静かにそこにいた。

そして、それ以上鳴かなかった。

駅に向かう途中、またあのキジトラの美猫ちゃんのことを思い出す。
可愛かったなぁ。あの子。
うちに連れて帰ってきたら、うちの猫ちゃんと仲良くなれるかなぁ。
想像が膨らむ。

が、しかし、わたしの今の経済力で、2匹を責任持って最後まで育てられるか自信がない。
胸が少しチクっとしたが、気持ちを切り替えて、歩き続ける。

あのキジトラの猫ちゃん、いい顔していたな。

続く

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