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ツリーベルって何をする会社?~システムサービス事業本部編~

こんにちは。人事部まつこです。
暖かい陽ざしや、ご近所のかわいらしい梅の花など、
周りが少しずつ春めいてきましたね。
新卒の新入社員の皆さんを迎える準備もラストスパート、
人事部もさらに気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

さて、このnoteではツリーベルでおこなう施策の裏側、
教育制度について解説してきましたが、
そもそも何を営んでいる会社か、ということにも触れていきたいと思います。


ツリーベル組織図

当社は2つの事業本部、
「システムサービス事業本部」「ビジネスソリューション事業本部」
から構成されており、新卒・キャリア採用で入社するエンジニアの皆さんは、このどちらかの事業本部に所属し、そこから細かな配属が分かれていきます。

今回は「システムサービス事業本部」編。
事業本部を担当する部長にお話を伺ってきました。


システムサービス事業本部インタビュー

どんな部署?

―システムサービス事業本部、あらためてどんな部署なのですか? ―

システムサービス事業本部は、東京本社にある「システムサービス事業部」「ICTサービス事業部」、そして大阪の関西支社の3つに分かれて事業をおこなっています。
今日はおもに、東京本社の2事業部についてお話していきますね。

―2つの事業部はどんなことをおこなっていますか?―

「ITインフラ」と呼ばれる、
IT環境の土台となる分野での設計・構築~運用・保守をおこなっています。
特にサーバ、ネットワーク、DB(データベース)、クラウドなど、様々なITインフラ環境を対象としています。
開発分野については主にビジネスソリューション事業本部が担当していますが、どんなITの分野においてもこのITインフラが土台にあること、
またきちんと作動していることが不可欠であり、昨今のデジタル社会的にも大変重要な存在です。

その中で、ツリーベルでは対応する階層によって部を分けています。
運用・保守、ヘルプデスクなど、手順書をベースに業務をおこなう下位レイヤーを担当する「システムサービス事業部」。
そして、インフラ環境の運用設計・構築などの上位レイヤーを担当する「ICTサービス事業部」です。

2事業部のすみ分けはこんな感じ

―2事業部での体制は今年度からスタートしましたが、どんな背景がありますか?―

これまで約30年にわたり、当社はITインフラ事業に取り組んできました。
当初はシステム規模が小さかったり、ロースキルの業務が多い状況でした。
そこから教育体制の整備、技術力の向上、営業交渉によるエンドユーザからの直接受注など、エンジニア・営業で協働し実績を積み重ねてきたことで、
現在は全社としてもプライム案件(直接受注)が70%超、ハイスキル、社会的影響の大きなプロジェクトの取り扱いも増えています。

そういった背景もあり、同じITインフラ事業でも、レイヤーによって難易度が変わってきますので、エンジニアそれぞれのスキルとお客様のニーズをより合致させていくため、2事業部の体制となっています。
それぞれ100名程度のメンバーが所属していますが、
新卒で入った若手メンバー、キャリア採用からの経験者層など、
20代~50代までちょうど4分の1ずつ年齢層も分かれており、世代としても幅広いメンバーが在籍しています。

東京本社ツリーベルの様子

事業部の推しポイント

―2事業部の特徴を教えてください―

第一に、事業本部直下にある「教育推進グループ」による、所属メンバーの教育体制がある点です。
さまざまなスキル・レイヤーのエンジニアがいますが、eラーニング、資格勉強会、社内コミュニケーションツールでの有資格者へのチャット質問の場など、スキルアップの機会を整えています。

特にキャリア採用においては年3回、未経験者に特化したインフラエンジニア養成研修付の採用をおこなっています。
教育推進グループにはエンジニア出身の講師チームが在籍し「ITの現場で本当に必要とされるスキル」をベースとしたカリキュラムを作成しています。
昨今、社会的に普及の高まっているAWS(Amazonが提供するクラウドサービス)に、実際に触れられる環境を自社内に用意しているため、実践的に学習することが可能です。

インフラエンジニアの一つの側面として「資格取得」はキャリアアップの要となります。
約2ヶ月間のOFF-JT研修で、エントリー資格であるLPIC101、AWS認定試験といった実践資格の学習・合格までをサポートするプログラムをおこなっています。もしご興味あればこちらの記事も見てみてください。
https://note.com/treebell/n/nf0ab64b5b339
なお、新卒採用についても入社後の研修を担当しています。

未経験キャリア採用研修の様子

第二に、自社環境の整備による、自社持帰りプロジェクトのスタートです。ツリーベルのようなSES業態、とりわけITインフラの分野においては、セキュリティや物理的な課題もあり、基本的にエンジニアはお客様先での業務をおこなってきました。コロナ禍の影響で、現在は60%超の社員がリモートワークの実施も可能となっています。

一方で、これまでにチーム単位での安定した参画、長年にわたって品質等で実績を得てきたことにより、このたび委託事業にも参入し、自社内環境でのインフラ環境設計・構築および現場環境への導入、のプロジェクトが昨年よりスタートすることができました。
スタートから1年ほど経過しましたが、3社から受注実績をいただき、今年は倍増する見込みです。

品質・セキュリティともに高いレベルが要求されるITインフラ分野での委託事業は、当社のサービス品質アップの証であります。
また、開発部門では先んじて10年以上の持帰りプロジェクトの実績・経験があり、品質管理手法などを社内で共有することで、この事業を実現できた側面もあります。
今後の所属メンバーの働き方としても、客先常駐や単なるリモートワークだけではない、新たな働き方にも繋がりました。

ごきげん場®への取組み

―当社の経営ビジョンである「かかわる全てを『ごきげん場®」にする会社」。システムサービス事業本部として取組んでいることはありますか―

「ごきげん場®」は言葉の通り、社員一人ひとりの職場環境をより良くしていく取組みですが、システムサービス事業本部としては「ビジネスの形の変革」を通して実現しようと取組んでいます。
契約内容や現場体制など、ある意味で受動的になりやすいSES業態は、職場環境のコントロールの難しさがあります。そのためかインターネット検索すると予測変換は「SES デメリット」「SES やめとけ」など不穏な印象が、世の中にはあります(笑)

一方で顧客ニーズも、「人が欲しい」から「困っていることを新しいシステムや技術で解決したい」という内容に変化してきており、IT業界は転換期を迎えていることが分かります。

先ほど述べた委託事業や、自社内での指揮コントロール・成果物の納品義務がある、請負プロジェクトの拡大に取り組むことで、
現場体制や業務内容について自社でコントロールできる範囲を拡大しています。

そして最近では、「商材のサービス提供」による新事業も進行しています。
昨年末より、株式会社シスバンクの開発したDB開発・運用支援ツール「MAJESTY」の販売を開始しました。MAJESTYについてはぜひツリーベルHPの商品紹介をご覧ください。
https://www.treebell.co.jp/service/majesty/page1.html

ポイントは、派遣契約やSES契約の「エンジニアありき」「与えられたことをやる」側から、
商材の販売~カスタマイズ~導入後まで、「自分たちで創り出していく」能動的な立場へ転換し、売上げ比率アップをすることができる点です。

ツリーベル経営ビジョン「ごきげん場®」はステークホルダーの四方よしを目指す

「四方よし」を目指すごきげん場®に当てはめると、
上流フェーズやマネジメントなど取組み範囲拡大による「社員がごきげん」、
お客様の課題解決、満足度向上による「顧客がごきげん」、
売上げアップ、従業員への還元率アップによる「会社がごきげん」、
利便性向上などSDGs的観点での主体的取組みによる「社会がごきげん」
のように、事業本部として取り組んでおります。
こういった「ビジネスの形の変革」のほかにも、現場の体制強化や所属メンバーのスキル・キャリア育成にも注力することで、今後いろんな側面から「ごきげん場®」づくりを目指していきたいですね。

読者へのメッセージ

―このインタビューを読んでいる方にメッセージをお願いします―

システムサービス事業本部には、スキルの幅もさまざまなインフラエンジニアのメンバーが所属しています。
未経験の方は下流フェーズの運用監視業務から、経験者、開発からのジョブチェンジの方は構築や運用設計など、一段上の業務にチャレンジすることもできます。
そこからのキャリアパスは、さらに上流フェーズを担当するSE、マネジメントを行うPL・PM、特定の技術に特化したスペシャリストなど、さまざまな選択肢があります。
当社では一人ひとりの価値観、強みを理解しながら、それらを実現できるよう、プロジェクト参画においても心掛けています。

そのため、特にキャリア採用では経験・年齢での制限をできるだけ取り除き、これまでの経験や知識を活かしていただける業務を創り出したいと考えています。
共に歩んで成長し、世の中、人のために役に立つ仕事をして共に喜べる、
そんな仲間をこれからもお待ちしております。

【取材後記】

今回インタビューしたシステムサービス事業部、ICTサービス事業部。
ITインフラという分野の特性上、どんな事業をしているのか見えにくい印象もありました。
しかし、デジタル社会の要となる重要な分野を担い事業を育ててきた歴史、所属するメンバーの「ごきげん場®」づくりを多角的に行っていること、新たなビジネスへの挑戦など、事業の成長、メンバーの成長を両輪で実現していく取組みを知ることができました。

これから私ももっと、システムサービス事業本部の魅力を応募者の方に語っていけそうです!
今後のシステムサービス事業本部の飛躍にも注目していきたいと思います。



次回もお楽しみに。

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