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わたしと長男

わたしは夜、早く寝た方がいい。


毎日スマホを煽りながら眠りにつくから、1時2時に寝る日も少なく無い。そうなると当然起きる時間も遅くなる(アラームをつけない)し、朝に時間がないとイライラして、そのイライラを子どもにむけてしまうし、何も良いことがない。


だから遅くとも23時には寝ることにしたい。


そんで7時に起きる。


そうしたい。



今日は7時ちょっと前に目が覚めた。

カーテンを開けると子どもたちが一斉に目を覚ますシステムはなんなんだろう。

子どもが朝全然起きてくれない、という悩みは今のところ我が家にはない。高校生くらいまでずっとこの調子が続けば良いがそうはいかないだろう。




昨日、長男がNintendo Switchのソフトが4枚くらい入ってるケースを家の中で失くしている事を知った。

もともと出したものは出しっぱなしでモノを定位置に戻さない、失くしても焦らない、探しもしない、逆ギレしない、自分のせいで失くなったものは後悔もしない。という特性を持つ長男は、自分のせいで失くしたものはやむ無し。

と探すこともしないで、いつもと変わらずふんわり生活している姿になんだか腹が立った。


夫氏は「問題は金額ではない」

と言うけれど、わたしはどうも金額が気になってしまう。貧乏性なのだ。



1枚6000円はするソフトが4枚も入ってる。

いや、5枚だったかもしれない。


そのケースを子どもに管理させていたのも悪いけど、やっぱり親としてはそれなりに失くなってしまったことにショックを感じていて欲しい。

形として、残念がって一生懸命家中を探す姿がみたい。


これはわたしのエゴなのかも知れないけど。




見つからない、でも1番好きなゼルダはあるし、探しても無さそうだし、失くなったのは自分のせいだし、まぁいっか。


は、どうしてもわたしの性格上受け入れ難い。

だから、見つかるまではゲームはできません。と言ったら、マジで今日1日やらなかった。


と言うか探しもしなかった。


別にゲームができないことで癇癪を起こすでもなく。

やりたいやりたいと駄々をこねることもなく。


頑張って見つける素振りもなく。


ただ、文句を言わずに1日をそれなりに過ごしていた。





まるで。




まるで甲斐性がない。


叱っても、これほど甲斐性のない子どもはいるんだろうか。


保育園の歴代の担任からも必ず

「注意しても心が遠くにいて届いてない気がする」

と言うニュアンスの言葉を言われ続けたし、何より母親のわたしが1番それを感じている。


3歳クラスの時の先生には

「もしかしたら耳が聞こえにくいのかもしれない」

とまで言われたこともある。


そんな文句も言わないでひたすらにわたしの言いつけを守る長男を不憫に感じた夫氏に、ゲームをさせないのは違うと思うと言われたけれど。

果たしてわたしはどうするべきなのだろう。



正直よく分からない。



夫氏はADHDの傾向が強くて、それは本人も自覚している。


恐らく長男もそれを引き継いでるのは確かで、4歳クラスの時から定期的に保育園に来る心理士さんに状況を見てもらったりしている。


先週もその件で入学予定の小学校の副校長先生と話をして来たばかりだ。



分からない。

よくわからない。


どうして子どもなのにそこまで冷静でいられるのか。

空気に飲まれずに我が通せるのか。



わからない。



けど、わたしはそれが少し羨ましいのかも知れない。


わたしだったら6歳の時に大切なものを失くしてしまったらきっと誰かのせいにして、あの時あぁだったから悪い、あの時にあぁしなければよかった、とストレスフルでヒステリックに何かに当たって自分を正当化しているんじゃないかと思う。



"感情の起伏がないことに腹が立つ"のも感情の起伏くが激しいわたしがやりそうな事だ。

強くそう思う。


どうしよう。


明日全力でわたしも探すことを手伝うのがいいのか、な。


ものを大切にして欲しいだけ。

それを伝えるのが難しい。


もし、6歳の君が


"ぼくはモノに価値を見出すのではなく

経験にこそ価値を見出している

だから物理的にモノが失くなったとしても

失くしたという経験にぼくは価値を見出せる"


とわたしに言ったら。




わたしは何か言い返せるだろうか。




言葉を知らないだけで、いつもそう思っているかのような凉しげな素振りをするから。

わたしの癪に触るのかも知れない。




それでもやっぱり明確な答えはでない。



早く寝よう。








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