何も知らずに行ったら、思わぬお楽しみが待ってた、というお話。(5月29日KREVA CLASS) その1
と言うわけで、小林賢太郎氏作・演出の「KREVA CLASS 新しいラップの教室」を恵比寿ガーデンホールに観に行ってきたよ。
小林賢太郎氏(以下コバケン)が何かをやる、と知ったら迷わずチケットを買っていたここ数年。だから今回もいつもの通りに購入。
いそいそと出かけて行った私。つまり、本当に失礼だけれど、KREVAのことをよく知らない状況のままで。
大人気のラッパーということは、もちろん知っていたけれど、一体何を見せてくれるのかわくわくと不安が混在して。
開演前の場内は、コバケンのファンかKREVAのファンかまったくわからない雰囲気。これから、どうなるのだろう。珍しい感情が湧いてきた。
幕が開くと、教授っぽいいでたちのKREVAが出て来て、ラップの定義やら色々と説明してくれる。
かわいいクマみたいなぬいぐるみ(動く!)と会話しつつ、
「歌詞は韻を踏むのが大事です」
と講義。
スクリーンに映し出される図式は、言葉遊びにも似て、コバケンらしいな~と嬉しくなった。
このクマは、とても賢いことや鋭い事こと、時にシニカルなことも言うのだけれど、大阪公演では客席の後ろにコバケンが座っていて声を担当していたらしい。お友達の娘さんが目撃。東京もそうだったかどうかは、すみません、前ばかり向いていたのでわからない。まさかそんな演出があったなんて、ね。
授業はどんどん進んでいって、「では最後の授業は、実践ですよ~!!」 とKREVAが叫べば、会場はいきなりライヴハウスと化した。
思わぬ展開にびっくりしていると、場内の雰囲気も豹変して、皆立ち上がり両手を上げたり下げたり。
今までのあの静かな感じは、どこへ? と若干戸惑ったけれど、ここで引いている場合ではない。
なりふり構わず楽しんだ方が良いな、と判断した私。15歳の時からずーっとライヴに行っている私だけれど、ラップは初めてだったので本当に新鮮だった。