とらや工房は、静けさを感じさせてくれる隠れ家的カフェ。そして2022年、寅年の幕開け。

画像1 静岡県在住のお友達に御殿場にある「とらや工房」に連れて行ってもらったのは、去年の初夏の頃。しっとりと雨が降った趣きのある一日で、昭和2年からこの地にあるというこの山門も、くぐるとタイムスリップしそうでいきおい期待が高まる。石畳を濡らす雨が、なんともステキ。
画像2 テラス席では、ゆったりと座って寛げます。目の前に広がる緑は、梅林あり竹林あり。季節によって目を楽しませてくれるエリアが違うのも、良いよね。何より空気が、おいしい。車の音も聞こえない静かな空間で、なかなか会えない遠方の友達との時間は本当にゆったりと過ぎていきましたとさ。
画像3 私がいただいたのは、コレ。お上品な草餅。お饅頭、どら焼きなど和菓子のラインナップが木箱に並ぶ。その中から迷って選ぶのも、楽しい時間。すぐそばの工房で作っている様子も拝見できるから、ついつい背伸びして作業を見つめちゃったりして。もちろん、甘さもじゅうぶんに計算しつくされたこのお菓子が、美味しくないわけがないでしょ。笑。
画像4 足を延ばして奥まで行くと、岸信介元首相のお家だった建物が。日本建築を極めようとした晩年の吉田五十八さん作で、とらや工房のテイストはこちらとマッチするように設えられたんだな、と思う。全く違和感なく続く遊歩道は、良い散策コース。おしゃべりが過ぎて、岸邸に着いた時は閉館してたけど、中も見学できるそうなので、また行こうっと。
画像5 何より今年は、寅年。とらやさんの独壇場だね。こんなかわいいパッケージに衣替えしてます。時代の風を取り入れつつも、でも根本は何も変えずに邁進するとらやさん、老舗の心意気を感じる2022年の年頭でした。

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