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Keep in touch は、もう約束だよ。石橋凌さんに乾杯。その7

 1998年にARBは再結成されて、Dsのキース以外は新メンバーとなりまた新しいタームに入って行った。私はこの時期に発表された「Respect  the night」が大好き。
 凌さんの作る曲は、男性のことを歌った1コーラス目に続く2コーラス目は女性のことを歌うことが多い。
 この曲も、そう。まだジェンダーのことを意識する時代ではなかったけれど、それでも自然な感じで女性のことを歌ってくれるのはとても嬉しかった。「BOYS&GIRLS」や「モノクロシティ」なども、同じコンセプト。そうやって一体どれほど凌さんに励まされてきたか。今になって改めて実感する。

 だから、再結成したARBを解散して(正式には凌さんの脱退という扱いになっているけれど)ソロで歌って行くことになっても、あまり、
「ARBの方が良かった」
 とは思わないのかもしれない。ここまで来れば、それは割とどうでも良いこと。
 凌さんが新しいアルバムを発表し、ツアーに出たらチケットを買って足を運ぶまで。10代の頃のように歌詞が覚えられなくったって、良いじゃぁないか。
 そんなことを嘆くより、今もライヴに行ける喜びを噛みしめろ。再び、強く思ったりして。
 自分で書いておきながら、まったくその通りだと思う。これからも凌さんのライヴに行こう。
  最新アルバムの中に収められている「Keep in touch 」という曲は、いつでも繋がっていようという意味だもの。
 そして、覚えている曲を歌ってくれたら、凌さんと一緒に歌い、新しめの歌になったら目を閉じて聴き入ろう。凌さんの紡いだ言葉が、ストレートに心に響くように。
 下北沢、すてきな一夜をありがとう。

 


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