岡本太郎展、無事終了~。展覧会を振り返ろう、という個人的な企画。

画像1 東京都美術館で開催されてた「岡本太郎展」が終了した。無事に終わって、何より。私が行ったのは11月初旬。その時のことを思い出して、書いてみるね。まず、入口。「本職? 人間だ」の コピーが効いてる。
画像2 何より驚きながらも「当然かも」と思った展示の方法。このご時世、作品にアクリルやガラスを貼るのは仕方のないことだけど、ほとんどが「生」! だいたい都美術館で撮影OKというのも、レアケース。きっと太郎の遺言なんだろうな、としみじみ。「生」で触れることができるからこそ、そのオーラを感じてエネルギーをもらえるんだよね。ゴッホの絵にトマトスープをかけられても、なんのその。潔すぎて、ひれ伏しちゃうよ。
画像3 「座ることを拒否する椅子」も色々なパターンがたくさん展示されてたけど、座っても良いのよ。お尻が痛くなってしまうのは、自己責任。これだって、驚くに値する。ただ、私は川崎にも青山にも何回も行っているから、太郎に関してはコレが普通なんだな、とは思うけどね。お尻の痛みは、感性を刺激する大切な役目を担ってるのかも。
画像4 大好きな太陽の塔の背中。頼りがいがあって、抱きつきたくなっちゃう。本物は、高さが70メートルもあるらしいけど、周囲が広すぎて、そんなに大きいとは認識できないってのはある。近年公開された内部も、とても神秘的だった。
画像5 太郎は、縄文土器にも影響を受けたので、こんなのもたくさんあるけれど、そこはかとなく笑ってる感じが大好き。奥行きのある狭い空間にぽつねん、と置かれてるこの子。つい足を止めてしまう。だって、無視できる? こんな無邪気な表情・・・。
画像6 「明日の神話」の下書き。震災の時に、渋谷のこの壁画に繋がるように原発の絵が飾られたことがあって、色々批判もされたけど、太郎が生きてたら何て言うかな? っていつも考える。案外「よくやった!」って言うのかも。だってこれは反原発の絵なんだから。
画像7 太郎は、今でも生きている! あたかも本当にオンエアされていたかのように「タローマン」が、「なんだ、これは!」「べらぼうだ!」なんて感じで登場。太陽の塔ができた1970年、確かに太郎はきわもの扱いされてた。けれど、今もそびえる太陽の塔は、2回目の大阪万博もしっかり見届けるだろうし、そこに太郎もきっといるはず。ステキな作品を沢山見せてくれて、ありがとう、太郎!

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