三体の赤い靴はいてた女の子像。横浜、麻布十番、そして函館。

画像1 横浜じゃとっても有名な赤い靴を履いてた女の子の像。これは、山下公園にいる子だよ。横浜駅にも小さいのがあって待ち合わせ場所として活躍中。「♪偉人さんに連れられて行っちゃった~」という詞に歌われるこの子の名前は「きみちゃん」。「♪横浜の波止場からお船に乗って~」と続くけど、実は異国へは行っていなかったという衝撃の事実!
画像2 きみちゃんは、偉人さんに連れて行かれようとした時、当時の不治の病である結核にかかり船に乗れなかった。そしてこの像がある麻布十番の孤児院に預けられ、わずか9歳でこの世を去ったんだって。そのような経緯が書いてある碑を読んで、本当にびっくりした。赤いマスクをしているのは、流行り病真っ最中の時に撮ったから。左に写りこんでいる看板がそう物語っている。
画像3 ではどうして孤児院に預けられたの? 両親はどこに? きみちゃんの生母とは色々な事情で函館で別れることになったとのこと。彼女を偉人さんに預け異国で幸せに暮らしている、とずっと思っていて、その話を作詞家の野口雨情さんにしたんだって。そして出来あがったあの名曲。本当は亡くなっていた、と知るとなおさらに寂しげなメロディに感じてしまう。函館に行った時に撮ったこの像は、本当に赤い靴を履いてる。きみちゃん、天国では元気で遊んでいると良いんだけど・・・。そう願わずにはいられない。

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