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地球一周航空券は親子2人で90万。パリ往復+10万くらい。

前回、ついに旅程が見えてきました。
地球一周の用件にも僕らの条件にも合致する、
東京→ヘルシンキ→パリ→ロンドン→ヴェネチア→ミラノ→マドリード→バルセロナ→ニューヨーク→ロサンゼルス→東京
32,000kmの18日間地球一周。

なんだか想像以上にあっさりとした旅程です。まあ良いか。航空券を買いましょう。
これまで貯めてきた全マイルをe-JALポイントに変えます。JALのサービスのみで使える現金にするわけです。

ネットで申請しますが、この瞬間は流石に緊張しました。貯める道程で筆舌しがたい複雑な想いや経験があったからです。どちらかというと苦しいことを思い出します。
しかし、マイル残高が限りなくゼロになり、やっと開放されたようなスッキリとした気持ちになりました。
なぜスッキリしたのか。
テーマと大きくズレますが書いてみましょう。


飛行機に乗っている時間というのは「移動」という行動(仕事)をしている時間です。しかし、実際には座っているだけというちょっとした矛盾があります。体験的には著しく狭いものの、ソファに座っているのと変わりません。

座っているだけだったら、他にも何かできるじゃん?そういう意見は理解できます。実際にPCを叩いているビジネスマンはよく見るし、多分そういう人になりたかったんだと思います。

しかしシングルタスクの僕は、この移動時間にほとんど何もできません。「いや、今回こそは」と必ずPCを機内に持ち込みます。でも何もできません。

ビジネスマンが叩くPCの音を聞きながら、機内のほとんどの時間を気絶と朦朧を繰り返すように使います。半覚醒で飛行機を降りるので、PCを機内に忘れたりもします。
「あー今回も何もできなかった。。。」「触ってないのにPC忘れた」という自責の念が積もりに積もり、自分のポンコツ感を強く自認させます。

これはいわば、「機内で一仕事終わらせる」という自分が勝手に決めたルールに従えない自分を勝手に責め、勝手に苦しむ典型的な例です。

移動という仕事をしているのだから、映画とか観てそれで良いじゃん!と割り切ることだと、頭では理解しています。
でも結局「機内で仕事をしなければならないと思いこみながらしない人」を10年以上やってしまいました。

自分のルールで自分を苦しめることは、スポーツ選手などには必要なスキルかもしれません。しかしながら、僕は普通のおじさんです。ただの厄介な思い込みです。

つまり、自分を責める対価として得たマイルという側面があるわけです。なんとも不健康な話ですね。そのマイルを全部使っちゃうということはある意味で自責の浄化とも言えそうです。苦しみから解放され、僕は多分スッキリしたんだと考えられます。
今後は機内では堂々とダラダラしようと思います。

話を戻して地球一周の予算です。
まず上記旅程には地球一周航空券に加え、陸路(電車移動)が入っています。
・ヴェネチア→ミラノ
・マドリード→バルセロナ
の2区間です。
これらは地球一周航空券のルールや空席の関係で、やむを得ず組み込まざるを得なかった旅程です。
ヨーロッパは高速鉄道が縦横無尽に走っており、また予約も簡単です。Omio https://www.omio.com/でさくっと予約します。一筆書きで移動する場合は、こういうサイトで購入するのが安心です。沢山の国に行きたい場合は違う方法をとります。
(かつて22歳の頃にヨーロッパをバックパッカーで回った時はユーレイルパスという電車乗り放題チケットを買いました。ヨーロッパを沢山移動したい人にはこちらがお勧めです。)

このチケット、親子2人がビジネスクラスで
・ヴェネチア→ミラノ11,029円(2時間半)
・マドリード→バルセロナ11,525円(2時間半)
でした。
なぜビジネスクラスにしたかというと、普通席と2割程度しか変わらなかったからです。娘は育ってきたとはいえ小学生なので、できる限り体力を温存します。またビジネスクラスに座ることで、特別感による気分高揚を狙います。

メインディッシュのワンワールド地球一周航空券はエコノミークラスです。ビジネスクラスにすると倍の値段になっちゃうので、検討しません。
サーチャージ込みでこの値段になりました。
・僕 493,780円
・娘 405,130円
(時期で変動するようです)

航空券と電車代の和は921,464円となりました。
円安、物価高、サーチャージ高騰で、パリ往復でも大人1人40万くらいかかる今夏、とてもリーズナブルではないでしょうか。
条件さえ合えばもう10万円足すだけで世界一周できるんです。

それに加え移動費には、各空港から街までのアクセスチケットや観光のためのメトロ代などがありますが、これは日常使いのお小遣い予算に混ぜておきます。
現地に来ないと、実際の値段は結局正確にわからないことが多いし、どんな行動をするか出国までに計画を詰め込まないことが肝要だからです。
(行動計画の考え方はまた書きます)

地球一周して大きな移動費は親子2人で92万円程度。
思い出を作り、刺激を注入するのに適当な値段だと僕は思います。
さらに全マイルをe-JALポイントに変えて使用したので実際の支払額はこれよりも少なくなっています。

また課題であった娘の自由研究のテーマも見えてきました。

テーマ:小学生が夏休みに地球一周したらいくらかかるの?
目的:小学生が夏休みに地球一周する経費を明らかにする
方法:実際やってみる
ってところかな。

一体結果はいくらになるんでしょうか。コチラも楽しみです。

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