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★キャンピングカー生活まであと197日★「正解は必要?」

あした何の日?

こんばんは。
今日は久々に哲学的というか、答えの出ない問いについて考えてみたいと思います。

自分自身、日常的に気づけば「考えても意味のないこと」を考えることが多いような気がしています。

こういうテーマは大好きです。

特に他の人たちの立ち振る舞いや会話の内容などを聞いていると、そういうことを考えてしまいます。

だけどつい考えてしまう、そんなテーマで書いてみます。

「なぜ人は一方に決めたがるのか」

日本のニュースを見ていても思います。
「事件の原因はすべて犯人にある」とか「マスクをつけていない若者は悪者だ」とか。

今のは一例ですが、極端に強引に結論を決めたがっている人が多いような気がする。
メディアは常に切り取ったり誇張していますが、色んな人の日常会話の中でもそれは感じられます。

そういったスタンスはなぜ生まれているのか。

私の考えは「両者の考えや立場、背景を比較して考えられない」人たちだから、というもの。もしくは「面倒だから、多角的な視点を取り入れない」といったところでしょうか。

「自分がやられて嫌なことはしないように」といった教育を受けてきた人も多いと思います。
しかしそれって実はとても曖昧なもの。
嫌だと感じる指標、基準は人それぞれだから、一つの考え方だけしている間はあくまで主観の範囲になってしまう。だから自分が良いと思って行ったことに対して違った反応が返ってきたら困惑してしまう。

今までの人生を生きてきて思うことは「100人いれば100通りの意見があるのだから、一方に偏って決めようとするなんて人間の集団社会的な摂理に反するよね」ということ。

価値観の押し付けや考え方を捻じ曲げる洗脳教育の先に未来はないと思う。
実はかつて私もその被害者であり気づけば自分もそんな行動をとっていた時期もありました。

だからこそ、みんな自由な発想と自由な意見を持ち続けて良いと思うのです。
ただ、それが正しいと思わないこと。
そもそもこの世に「絶対的唯一の正解」などないこと。

正解=1つしかないと思い込んでる人もいると思います。

名探偵コナン「真実は常に一つ」という名セリフがあります。これと混同してるんじゃないかな。

確かに真実は常に一つ。
ただし解釈は無限。

同じ真実をどの角度から見るかによって正解が変わるんです。それは他の人だけじゃなく、あなたも例外ではない。

クイズ番組になぞらえるならば、社会における答えとは、1+1=2という計算問題ではなく、日本の銀行を答えなさい、というような複数回答が前提の答えなのだと。

Aさんが「みずほ銀行」と答えたとします。
もちろん正解です。

Bさんが「ゆうちょ銀行」と答えたとします。
これもまた正解。

ですがAさんは「銀行といえばみずほ銀行だろ!」とBさんの答えを否定しました。
Aさんは自分の価値観に基づいて主張していますが、客観的に見れば「銀行といえばゆうちょ」という人もいます。

こんな簡単なことだけれども、社会問題や人間関係などになった瞬間、みんな見えなくなっている気がします。

私から見れば「こっちが正しい!」「あなたは悪だ!」なんていう議論を目の当たりにすると(なんて浅はかな人たちなんだろう...)と思ってしまうのです。

なんて視野のせまい。

それが自分の心の豊かさや新しい価値観を取り入れる可能性を遠ざけていることになぜ気づかないのか...。

こういった議論が巻き起こった時に、私が感じるのは「悲しさ」「寂しさ」「おそれ」のようなものです。

一方向からしか物事を見れない人は、つまり他の人の気持ちを考えられない、もしくはそういった努力をしない人ではないかと思うのです。

(多角的な考え方が難しい人は、それを自覚することから。恥ずかしくないから「他にどういった意見があるの?」「あなたはどう思ってるの?なぜそう思うの?」と口に出して正直に聞いてください。)

それがもし人間関係において言動として出た場合、受け取り手は「否定された」「この人は理解してくれない」「話しても無駄だ」と感じるでしょう。

回り回って損しているのです。あなたの周りで気づかないうちにマイナス事象が起きています。きっと後から気づきます。

十人十色でいいんです、議論が起こっても喧嘩になってはいけない。

そしたら可能性やご縁が切れてしまう。
そう思うと、本当にもったいない。

お互いに尊重し、懐柔したりしてはいけない。
私は私、あなたはあなた、です。
だけど同時に私はあなたであり、あなたは私です。

人は自分の鏡。であるからあなたが一方の意見しか認めず喧嘩腰になれば向こうもそういった態度になる。
逆にお互いの意見を理解しようとして議論ができれば、お互いに寄り添うことができる。

常に対等に、自分自身の意見と相手の意見を客観視できる人が増えて、平和な世の中になってくれますように。

<<<あと197日>>>
「一度の間違いのない」そんな間違った生き方
望んでるわけじゃない
by UVERworld from 「ナノ・セカンド」

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