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★軽キャンピングカー生活まであと250日★「美術館に行った話」

今日は何の日?

こんにちは!
先日、お休みの日に上野にある国立西洋美術館のイベント「憧憬の地 ブルターニュ展」にお邪魔してきました。

本日はその美術鑑賞の感想をまとめようと思います。
いつもの「テーマについて書く」というよりもっと、ラフな感じで書こうかなと思います。

動機

2023年になり、何か今年のテーマを考えようとなった時に「今年は芸術に触れる機会を増やそう」と思ったのです。

昨年2022年までは、自分がビジネスに入り浸りであったため、頭の使い方が非常に硬くなっていて自分本来の感性が発揮できない、と内省していました。
自分自身も趣味や休日を封印して活動していたため、非常に窮屈だと心のどこかで悩んでいました。

もっと自由な発想で常識的な考えにとらわれないような「楽しい」を追求する自分本来の感性に軌道修正するため、美術・音楽など文化的、芸術的なものとの触れ合いを積極的に行おうと決めたのです。

さらなる好機

音楽でいうと2月にオーケストラを一人で見に行くなど少し触れる機会がありました。
美術館に関しては、気になっていたけどなかなか行けない日々が続いていました。

しかし、3月になってたまたま知り合いの画家の方から「ギャラリーで展示するので来ないか」と声をかけていただきました。私はこれを二つ返事で快諾。お邪魔することにしました。

そこから、その画家さんと、共通の友達の3人で「近々美術館にでも行きたいね」という話になったのです。
そして美術が詳しいわけでもない私がざっと調べて、決めたのが冒頭で紹介した国立西洋美術館のイベント「憧憬の地 ブルターニュ展」だったのです。

鑑賞当日

この日は日曜日で、とてもよく晴れた昼下がり。
上野駅の公園口を降りた先には老若男女が多く訪れており、美術館も例外ではありませんでした。

事前の時間指定WEBチケットを係の方に見せて、すんなり入館することができました。

13:00のチケットだったので比較的ピーク時ではなかったのですが、それでもやはり国立美術館だけあって賑わっていました。

今まであまり美術館に行かなかった私は「こんなに人が訪れるところなんだ」と驚いてしまいました。

展示内容

(展示内容については写真OKの作品で個人使用を認められているものもあったのですが念のため掲載は控えさせていただきます。ぜひ現地に足を運んでみてください。)

時は19世紀後半。かの有名な印象派と呼ばれるクロード・モネが生きた時代。
舞台はフランスのブルターニュ。同国北西部に位置する半島地域です。ちょうど、モン・サン・ミシェルの西側あたりから始まる地域ですね。

当時の画家たちも、今で言う「映える」風景を探していたんですね。ブルターニュ地方の豊かな海と山、田園風景をキャンバスに落とし込んだ絵が多数展示されていました。

19世紀は産業革命を終え、フランスにも鉄道網が敷かれ始めていました。パリから郊外で余暇を過ごす人も増える中で、画家たちは一泊二日など短期滞在で絵を描いていたようです。そのためか画風は水彩にしろ油彩にしろ写実的ではなく、印象派に代表されるようなアバウトな線や境界が特徴的です。

しかしながらエッチングという技法を使った絵は例外的で、繊細な線を用いた細部表現ができるものもありました。

そのどれもが当時、都市部ほどがつけられていないブルターニュの純粋な地の自然の魅力を引き立てる絵となっていました。
(その一方で1929年のミシュランレストランガイドなども展示があって非常に興味深かったです。)

20世紀に入り、時代を経るごとに徐々に人間や行事、宗教などと調和した作品が増えてくる印象です。
鉄道網が発達し、インフラも充実し始めたブルターニュ地方に旅行でなく移住をする画家も出始め、その土地に入り込んだ生活をすると、画家の興味がブルターニュの人間や行事に移っていったのでしょうか。

モーリス・ドニ

私が今回の展覧会で、最も感銘を受けた画家がドニ。
モネやゴーギャンなど大物画家に引けを取らない展覧数。(もっともドニも大物には違いありません)

彼の作風は、とても幅広い。
そして2人より少し後の時代で活躍した彼はナビ派と呼ばれ、今までのいくつかの技法を一枚の絵に織り交ぜる技を見せます。
総合主義といわれるものも合わさり、発色や濃淡のはっきりした絵が増えてきました。

それはブルターニュの人や自然という異なる複数要素の魅力を等しく引き立てる演出へとつながります。

くっきり分かれているから見やすい。そんな印象です。

ブルターニュに関する日本人たちの作品

最後のフロアは日本人による美術展。
黒田清輝など美術の教科書にも出てくるような有名画家の作品が見られます。

このあたりから、疲労が勝ってしまいゆっくりと観覧することが難しくなってしまいました...。(夜勤明けで起き続けていたことも祟ってしまいました)

今回の美術鑑賞で気になったこと

日曜日ということもあって、15時を過ぎたあたりからは各フロア、人で溢れていました。順路に沿ってほぼ1列で観覧しているのですが、後ろからどんどん人が来るプレッシャーで一つの作品をじっくり観察することが難しかったです。

そして、約160点という非常に多数の展覧ゆえに計3時間どっぷり回っていたので、休憩を取れるスペースがもっと多ければ嬉しかったなぁと思います。床もカーペット等ではないので足への負担が思った以上に大きかったです...。

こちらの記事では写真付きで雰囲気を味わえます。
だけど、今回の画家たちの本領は顔をよく近づけて細部まで見ることでしか味わえないと思います。やはり直接見に行くのが最善でしょう。

東京だけでなく、日本各地の美術館巡りしたいなぁ...
あなたのオススメはありますか?

<<<あと250日>>>
「夢は見るモンじゃなく so かなえるモンでしょ?
だからかなわない夢なら夢とは言わない!」
from ONE OK ROCK「努努-ゆめゆめ-」

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