基本のコーンポタージュ
野菜のピュレをベースにしたスープの基本レシピシリーズ。夏が旬のとうもろこしを使ったコーンスープです。考え方は「グリーンピースのポタージュ」と同じですが、とうもろこしの場合は芯にも旨味があるので、ちょっとだけ工程が異なります。
とうもろこし 2本 (実の部分の正味300g〜350g)
水 400cc
牛乳 100cc
塩 小さじ1/2
グラニュー糖 小さじ1
とうもろこしは実を外します。身が飛び散るのが嫌なので色々と考えたのですが、結局、桂剥きにするのが一番散らかりません。
とはいえ、ある程度の包丁の技量が必要になってくるので、とにかく実を外せれば大丈夫です。2本分の実でだいたい300gくらいになりますが、多少の分量の誤差はまったく気にする必要がありません。
鍋に分量の水400ccととうもろこしの芯を入れて火にかけます。とうもろこしの芯は野菜だしの材料としてよく使われますが、とうもろこしの風味を増強してくれます。
沸いたら弱火にして蓋をした状態で5分間加熱します。
蓋をとるととうもろこしの香りがするはずです。芯をとりだします。
実を投入します。実を入れると温度が下がるのでここで火を強めます。
沸いたことを確認したら、火を弱火にして、蓋をして2〜3分間煮ます。とうもろこしは火が通るのが早いので加熱のしすぎには注意してください。
牛乳、グラニュー糖、塩を入れたミキサーに鍋の中身を加え、撹拌します。ミキサーを使う時の注意点はグリーンピースのポタージュを参考にしてください。
手早く裏漉します。
とうもろこしは繊維が強いので結構、残ります。この部分はパンケーキに入れるのが一番簡単な再利用法。はんぺんとあわせて揚げ物にしたりもできますが、、、まー、それほどの量ではないのでホットケーキミックスとあわせるのが簡単だと思います。
例によって例の如く、氷水にあてて手早く冷却します。冷たい状態で提供する場合はそのまま。温め直す場合は食べる分だけ中火にかけて温めます。
フレッシュなとうもろこしの香りが効いたポタージュです。冷たい状態で提供する場合のアレンジとしてはバジルのアイスクリームを浮かべる手もあります。スープをつくる時のコツはとにかく余分なものを入れないこと。裏ごすのが手間に思うかもしれませんが、慣れてくればあっという間です。甘味の強いインパクトのある味なので、夏の前菜に是非。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!