新いくらの醤油漬けの作り方
今年もいくらのシーズンがやってまいりました。早速、筋子を購入し、バラす作業をはじめましょう。
こちらで紹介したのは塩漬けでしたが、今日は醤油漬けにします。パックに入っている醤油ダレにはアミノ酸系の調味料が入っているのですっきりした味ではなく、好みでないので、まずタレからつくりはじめます。
醤油漬けのたれ
醤油 40cc
日本酒 40cc
みりん 40cc
昆布 5cm角
日本酒は料理酒ではなく、飲めるもの(というか、僕のnoteに載っているレシピは基本的に紙パックの純米酒を使っています)を選んでください。
すべてを鍋に入れて、、、
30秒間沸騰させた後、冷蔵庫で冷やしておきます。これでタレは完成。
鍋に500ccの水と塩15gを入れて火にかけ、50度になったら筋子が入ったボウルに注ぎます。
箸でほぐしていきます。
この部分はいらないので箸でしごくようにして、いくらのつぶつぶを落とします。いくらの粒は簡単には割れないので、しっかりと作業しても大丈夫です。
ザルにあげて水気を切り、もう一度表面を洗います。
9/24日補記
アニサキス対策は? という質問を受けましたので、お答えしておきます。アニサキスは筋子の表面に付着し、いくらの内部には入れないので、比較的対処しやすいと思います。今回は表面をよく洗うという方法で対処しています。水の量を増やすよりも洗う回数を増やすほうが安全的には賢いようです。さらに安全策をとるのであれば70℃の湯を使い(いくらに注ぐとやや温度は下がりますが)同様によく洗うとかなり効果が見込めます。(厚生労働省によるとアニサキスは70℃で一瞬、60℃で1分で対策できるそうです)
さきほど作ったタレを投入。昆布は入れたままでかまいません。冷蔵庫で1時間経った頃が一番の食べごろ。
冷蔵庫で一週間くらいは持ちますが、冷凍することもできるので、つくっておくとしばらくは楽しめます。こういう素材を楽しむ系の料理はちょっといい器に盛るとおいしそうに見えます。
塩漬けよりもしっかり目の味付けなので、炊きたての白いご飯に載せて食べると最高に美味です。たまにはちょっと贅沢して、秋を感じましょう。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!