温泉湯豆腐のレシピ
昨日、つくった『そばだし(めんつゆ)』を使って、湯豆腐を食べます。
温泉湯豆腐
絹ごし豆腐 2丁
水 1L
重曹 小さじ1
そばだし 適量
ねぎ 小口切り 適量
カツオ節 適量
湯豆腐は水と昆布、豆腐を鍋に入れ沸騰させないようにゆっくりと加熱すればおいしくできますが、今日は温泉湯豆腐にします。
温泉湯豆腐は佐賀嬉野温泉の名物料理で、温泉水で豆腐を煮るのが特徴。温泉水の代わりに重曹を入れ、アルカリ性の水で煮ることで、豆腐がとろける食感に変わります。佐賀はタンパク質の多い豆腐に向いている大豆の名産地でもあるので、現地の味には及びませんが、雰囲気だけでも味わいましょう。
豆腐は絹ごし豆腐か木綿豆腐を選びます。
絹と書いているからいいじゃない、と思いますが、充填豆腐は湯豆腐には向かないので注意。賞味期限の長い充填豆腐は冷や奴用ですね。
レシピには絹ごし豆腐と書きましたが、木綿豆腐は木綿豆腐でもOK。温泉湯豆腐ではなく普通の湯豆腐をつくるなら木綿豆腐のほうがおいしいですね。
鍋にきっちり1Lの水を入れ、小さじ1の重曹を溶かします。重曹を使うのでアルミ鍋は避けてください。(変色してしまうので)保温力のある土鍋がおすすめです。
重曹は入れすぎるとまずくなりますが、適量であれば溶け出した豆腐の成分によって中和され汁も味わうことができます。
豆腐は六等分にします。豆腐を切るときは小さなまな板があると便利です。
なべに入れて、火にかけます。土鍋は熱伝導が悪いので、強火で大丈夫。昆布は入れません。昆布のカルシウム分がアルカリを中和してしまい、豆腐が溶けにくくなるからです。
沸いてきたら弱火に落として、静かに10分間煮ます。
酸性で固まった豆腐をアルカリ性の水で煮ることで溶けてきます。豆腐の角がやや溶けて、しっかり中心まで温まったら出来上がりです。現地のようにもう少し溶かしてもいいのですが、これくらいでもいいのかなぁと思います。
豆腐にネギの小口切りとカツオ節を載せて食べます。
食べる時にそばだしを注ぐようにしましょう。
アルカリ性の水で煮た豆腐はとても滑らか。残った汁で野菜を煮て、食べてもおいしいです。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!