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ハッシュドビーフの作り方

新年、あけましておめでとうございます。新年のはじめにふさわしいnoteを、とも一瞬思いましたが、結局いつもどおりの更新です。今年も一年、よろしくお願いいたします。(樋口直哉拝)

おせちに飽きたらカレーもね、というCMがありましたが、今日はハッシュドビーフを作ります。

お店のハッシュドビーフには何日も時間をかけてつくられたドミグラスソースが使われています。家庭でつくる場合はデミグラスソースの缶詰で代用……という形になるかと思いますが、このレシピでは使いません。代わりにいれる秘密の材料が『ウスターソース』です。ウスターソースには『たくさんの野菜』と『果物』『スパイス』が溶け込んでいるので、簡単に深い味をつくることができます。

元ネタは服部栄養専門学校のレシピ。学校のレシピは小麦粉17gや玉ねぎが1.5個、みたいな不思議な数字が出てくるので、ざっくり直してあります。

牛肉(切り落とし) 200g
マッシュルーム 1パック
 塩 2g
小麦粉 大さじ1~2
〈ソース〉 玉ねぎ 300g相当(今回は小さいもの3個を使用しましたが、通常売られているLサイズの玉ねぎ1個です)
 バター 30g
小麦粉 20g(大さじ2)
ケチャップ 70g
ブイヨン 350cc(マギーブイヨン1個を分量の湯で溶く)
ウスターソース 大さじ1(18g)
生クリーム 30cc(好みで)
胡椒

生クリームは別として、調味料はあらかじめ準備しておくと楽です。

重要なことを説明し忘れました。ウスターソースを使う前には軽く振ることが重要。意外と成分が沈殿しているからです。つい忘れがちなので一応書いておきました。

まずは玉ねぎの準備から。玉ねぎは売られているものによって大きさが異なります。安全策は計ることですが、そんな面倒なことはやっていられないという方はだいたいの大きさと重さを覚えましょう。これくらいの大 きさだったら100gだな、という風に。

今回は小さな玉ねぎでしたから3個使いました。といっても250gが300gになったからといって味に大した差が出るものではありません。あまり量が多すぎたり、少なすぎたりは困りますが、そこらへんは大らかでもOK。

写真のように繊維を断ち切るようにスライスするのがコツの一つ。

マッシュルームはマストではありませんが、入れるとよりリッチに。こちらもスライスしておきます。

厚手の鍋を中火にかけて、バターを溶かします。

玉ねぎを加えて軽く混ぜあわせ蓋をします。火加減は中火のままで大丈夫。

5分経ったので軽く混ぜました。もしも、薄手の鍋を使っている場合は火を弱火に落 としてください。厚手の鍋ならそのままでも大丈夫。玉ねぎに水分があるのでそう簡単には焦げません。

ふたたび蓋をして5分です。

蓋をとるとき、内側についた水滴をなるべくなかに落とし、その水分を使って鍋の底についた焦げをキベラでこそぎます。また蓋をして今度は3 分。

鍋底に茶色い焦げ目がこびりついているのがわかります。ここまできたら火を弱めて、さらに5分ほど炒めていきます。もしも、鍋底にこびりつくようならスプーンで水を加えて溶かしてください。

小麦粉を投入し、1分間炒めます。

続いてケチャップを投入。

ケチャップも1分ほど炒めたら、次に秘密の材料『ウスターソース』を投入します。

ブイヨンで伸ばします。

ひと煮立ちすればソースはできあがり。ここまでつくっておくこともできます。

さて、ソースの鍋の火は消しておいて、肉の準備にとりかかりましょう。牛肉はちょ っといいお肉の切り落とし肉を使いました。重量の1%の塩を振って下味をつけます。この切り落とし肉、そのままでは固まっているので炒めづらいので、小麦粉大さじ 1~2振って表面にまぶしておくとほぐれやすいです。小麦粉の量は適当でOKですが、小麦粉の量が多いよりは少なめのほうがいいです。

温めたフライパンに小さじ1程度の油を敷き、強火で焼いていきます。

片面がこんがり焼ければOKです。

さきほどのソースに投入して、1分ほど煮込みます。

ソースが馴染めばできあがり。

好みでクリームを足します。入れなくても美味しいです。ちょっと中途半端な分量なので思い切って省いてもいいのかも......。

胡椒も足しましょう。胡椒は香りがなくなるので最後に。塩はこの時点では多分、必 要ないと思います。

バターライスを添えて、完成です。デミグラスソースがなくても玉ねぎをしっかり炒めて、ウスターソースを入れれば、本格的な味になります。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!