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焼き鳥勉強と『ササミの磯辺焼き』の作り方

肉ブームが続いているが、肉が注目されはじめたのは2000年代初頭とごく最近のこと。2000年代初頭まで、知られているのはせいぜい松阪牛、前沢牛といった銘柄和牛の存在が高級品として知られていたくらいで「A5」や「A4」といった等級の存在も一般の人はほとんど知らなかった。

この状況を変えたのは2001年に発生したBSE問題だ。需要が落ち込んだ牛肉に代わって地鶏、銘柄鶏、銘柄豚が飲食店のメニューに並んだ。阿佐ヶ谷にあったバードランドが銀座に移転したのがちょうど2001年だから、焼き鳥が高級料理の仲間入りをしたのはこの頃。

焼き鳥の高級業態は今でこそ珍しくないが、バードランドはその先駆け的存在。はじめは阿佐ヶ谷の小さな店で客単価も低かったが、奥久慈シャモという地鶏を導入することで結果として客単価が上がっていった。(同じ阿佐ヶ谷に移転をし、次に今の銀座に移った)はじめから高級店だったわけではなく、お客さんが単価を上げていった理想的な形だ。

クッキングパパのレシピをアレンジしたというレバーパテも有名。

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