見出し画像

パクチーのサラダ

世間のパクチーブームはいつ終わってくれるのか・・・・・・と思っていたのですが、なんだか定着した感がありますね。パクチー=香菜=コリアンダーは好きな人はとても好き、という食材。カレーや甲殻類、白身魚、貝類、白い肉(鶏肉や豚肉)などの食材との相性がいいハーブです。今日はパクチーのサラダのレシピ。

パクチーのサラダ(2人前)
 香菜(コリアンダー)  2束
 たまねぎ         半分(+塩、二つまみ)
 にんにく           1片
ドレッシング
 ナンプラー     大さじ1
 EVオリーブオイル    大さじ1
 酢(シェリービネガー) 大さじ1

まずはドレッシングについて。コリアンダーは根もおいしいので刻んで使います。豆知識ですが根が立派なパクチーはおいしいものが多いです。(水耕栽培は味も香りも落ちるので)

葉っぱの部分はよく洗い、食べやすい長さ(5cmが目安)に切って水に3分間漬け、ざるにあげて水気を切っておきます。

オリーブオイル大さじ1を敷いた小鍋でコリアンダーの根を加熱します。

軽く色づけばOK。火を通すと柔らかくなって食べやすくなります。

タマネギはスライスして、2つまみの塩を振って軽く和え、辛味を抜きます。ちなみに1つまみの塩とレシピに表記されていれば親指・人さし指・中指でつまんだ量をさします。一般的には一つまみ=0.6g〜1gくらいですが、人によって指の大きさが違うため正確な計量とは言えません。しかし、タマネギの塩もみなどは多少、分量がずれても大勢には影響がしないため、こうした表記にしています。

食べてみて辛くなければOK。もしも辛くて食べられないというのであれば水で洗いましょう。(味は抜けますけど辛いよりマシです)

酢を加えます。今回はシェリービネガーを使いましたが、なければ赤ワインビネガー、白ワインビネガー、米酢、穀物酢、レモン汁、ライム汁などを使います。それぞれに味が違いますが、なにを使っても酸味は酸味。おいしくつくることができます。

オイルと炒めた根を加えます。

さらにナンプラーで味付けします。ナンプラーがなければ薄口醤油、もしくは濃口醤油で代用します。パクチーは癖の強いハーブですから、癖の強い香辛料があいますね。これでドレッシングは出来上がり。

にんにくは薄切りにしてチップにしておきます。(ニンニクチップスの作り方はこちらの記事を参考に『スーパーで買ってきた豚肉をステーキに』)

あとは食べる直前に和えるだけです。パンチを効かせるため、濃いめの味付けなので調整しながらドレッシングを入れてもいいでしょう。

つけ合わせにどうぞ。こんな風にコリアンダーを主役にして食べるという料理はタイやベトナムにはない、日本生まれの料理。薬味好きの日本人ならではの発明です。

ちなみにコリアンダーの好みには遺伝的な要素の影響があるという報告があります。(参考『A genetic variant near olfactory receptor genes influences cilantro preference』)とはいえ、あくまで好みの一要素で、100%遺伝子によるものとは言い切れないようです。「好き嫌い」を科学的に解明するのは難しいですが、おいしさも人によって様々なというところでしょうか。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!