〈柿柚子〉の作り方
Twitterの方で簡単なレシピをたまに呟いているのですが、多くの「いいね」や「リツイート」を頂いたのがこの柿柚子です。柿に柚子をたらして食べるのは吉兆の創業者の湯木さんがやっていた組み合わせなので、昔から誰かが作っていた料理なのかもしれません。ポイントは柚子の白いわたの部分を混ぜることです。
材料はたったこれだけ。柚子1個、柿1個、砂糖が大さじ3です。柚子は半分に切ってから薄切りにして、種をとりのぞきます。ある程度、分厚くても大丈夫です。柿は皮を剥き、たべやすい大きさのくし形に切ります。
あとは和えるだけです。
冷蔵庫で3時間以上寝かせます。一晩でもいいでしょう。砂糖の力で柚子の皮がやわらかく、食べやすくなり、柚子果汁が柿に染み込みます。
出来上がり。柿の甘みで柚子の皮を食べる料理です。ポイントは柚子の白いワタの部分。ワタを混ぜ込むことでついたとろみが舌を覆うので、柚子特有の苦味を感じにくくする、という技法です。たまに(本当にたまにですが)どうしようもなく苦い柚子に当たることがありますが、その場合は仕方がないので、柿だけを食べて、お湯で薄めて柚子茶として飲んでください。
柿と柚子の相性はよく、柿のジュースに柚子果汁を加えてもおいしく仕上がります。旬の時期が微妙に重なる食材はまさに出会い物。冬のあいだに試して欲しいレシピです。
〈2023/11/12追記〉
YOUTUBE動画にもしました!
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