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大人の文学 『赤毛のアン』 松本侑子先生 初の全文訳、完結 

今回は、お気に入りのコーヒーや紅茶がさらにおいしくなる本をご紹介します。

12月10日に発刊となった『アンの娘リラ』(モンゴメリ著 松本侑子訳 文春文庫)

すでに第7巻まで発刊されていた全文訳『赤毛のアン』
待ちに待った第8巻の『アンの娘リラ』が発刊され、ついに全文訳が完結しました。

誰もが子どもの頃に読んだことのあるモンゴメリの著書『赤毛のアン』

『赤毛のアン』で有名となったカナダの東海岸にあるプリンス・エドワード島には、日本からもたくさんの人が訪れます。

ジム船長の灯台(プリンスエドワード島)

児童文学と思われがちな作品ですが、老若男女を問わず愛されている大人の文学作品です。

松本侑子先生翻訳の可愛らしい表紙の『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)は、第7巻まで発刊されていましたが、第8巻『アンの娘リラ』の刊行を心待ちにしていた人は多かったのではないでしょうか。

松本侑子先生の『赤毛のアン』シリーズの巻末には、こんな謝辞が必ずあります。

「本書をお読みくださった読者のおひとりおひとり、心の同類のみなさまがたに愛と感謝をお伝えします。」(文春文庫 松本侑子訳 『赤毛のアン』シリーズ全7巻の謝辞より引用)

『赤毛のアン』を読むことで、知らないうちに誰もが心の同類になってしまう。松本侑子先生翻訳の『赤毛のアン』には、そんな魅力が隠されています。

今回の第8巻の謝辞には、「結び」という言葉が出てきます。

「最後に、お読みいただいた心の同類のみなさまに心よりの感謝をお伝えして結びといたします。」(文春文庫 松本侑子訳 『赤毛のアン』シリーズ全8巻の謝辞より引用)

『赤毛のアン』の翻訳は、これで完結ということですが、これまで松本侑子先生が翻訳された『赤毛のアン』を購入された方々が新たに「心の同類」になっていくことでしょう。

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