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なぜ旅をするのか~2022年の旅振り返り~

2022年は自分の中でアクティブに旅行をした年だった。

きっかけは2022年初頭のベトナム就職。

ベトナムにいると、東南アジア諸国へのアクセスがとても良い。
近いところだと飛行機で1~2時間で行けてしまう。

2022年に行った国はベトナム(国内旅行)・タイ・ラオス・台湾の4カ国。
どれも2泊3日という弾丸旅行一人旅だった。

詳しい旅の詳細は記録していないので、この記事では紹介できないが、なぜ旅をするのか、自分に問いただしていきたい。

何のために旅をするのか

そもそも旅行好きとは

まず旅行が好きと言う人は何を持って「好き」なんだろう。

異文化交流が好き・旅先での食事が好き・自国にない建物や自然を見るのが好きなど、さまざまな理由はあると思うが、私の場合、特に何が好きと言うわけではない気がする。

異なる文化を見て感じることは楽しいが、それが1番の旅の目的ではない。

私にとって旅とは、安っぽい言葉を借りると「自分探し」だと思う。

普段の生活で何となく過ごし、あれこれしようと考えるも休日は寝て過ごす。特に好きなこともなければ特技もない。

この先どうしようと不安であるのにアクションを起こさない。
そして落ち込んでは忘れの繰り返し。

あっという間に30代に突入してしまった。

旅行で価値観変わったと言う人や、留学で人生変わったと言う人も実際いると思う。
私も短期間ではあるものの留学やワーホリ、海外就職を経験してきた。
その中で楽しい思い出や成長を感じることもあったが、いまいち胸を張って生きていくことができずにいる。

旅行先でのマインド

普段は人目が気になったり、うまく人の輪に入れない劣等感があるが、旅先では「どうせ誰も自分のことを知らない」という開き直りとも言える態度でいれるので、少し気が楽になる。

『旅の恥はかき捨て』私の好きな言葉を意識して異国の地を歩き回る。

旅行や実際に住んでみて感じたことは、東南アジア諸国の人々はつながりを大切にすると言うこと。

とても大切で素晴らしいことだと思うが、今の自分には少々取っ付きにくい文化である。
なぜなら、先述したように、人の輪に入っていくのに苦手意識があるからだ。その割に1人でいる劣等感や寂しさがあるから厄介だ。

特に会社や特定のグループなんかだと特に感じる。
プライベートでいつでも関係が絶てる相手だと気も楽なのだが。

1人旅行で得たこと

1人旅行では、グループで楽しめるアクティビティの参加は気まずいし、わいわいしたレストランなんかも居心地が悪い。

しかし、1人ならではの楽しみもたくさんある。
それは自由ということ。

スケジュールはカスタムできるし、食事も誰かに合わせる必要はない。
実際、1人で旅行していて、その場の状況に合わせて色々と楽しむ術を自分で身につけることができた。全てを楽しむことができたわけではないが。

また、1人旅行を続けたことで感じたことがある。

それは旅行した後、訪れた国の雰囲気や風景を思い返し、その経験を自分で吸収していったという実感が湧くことだ。

旅行中は全てが自分目線で、自分で考え行動して行く。
その結果、そこで得た経験や見た光景がとても身に染みる気がした。

友達や家族との旅行も楽しいものだが、その場合は誰かと時間を共有している意識が働く。

違った楽しみ方を知りつつも、私は「自分探し」の目的のために1人旅行を続けていく。

1人旅行のゴール

自分探しという言葉で旅行の目的を述べてきたが、より細かく言うと、自分の「居場所探し」のような気もする。

いつも、「居場所を探す」ということを考えると、以下の言葉が脳裏をよぎる。

Bloom where God has planted you
置かれた場所で咲きなさい

Reinhold Niebuhr

Circumstances – what are circumstances? I make circumstances
状況? 何が状況だ? 俺が状況を作るのだ

Napoleon

どこか遠くへ
逃げたら楽になるのかな
そんなわけ無いよね
どこにいたって私は私なんだから

Wait & See 〜リスク〜 Utada Hikaru

特に宇多田ヒカルの歌詞はとても胸に刺さる。

実際、今の状況が嫌で留学や海外就職をしていったが、結局は私は私なんだと感じることが多かった。

残念ながら、それはポジティブなことではなくネガティブな面でそう感じた。
逃げるどころか、自分の弱さや苦手なことが浮き彫りになり、それに向き合わなくてはならないことが多くあった。

そしてベトナムへと1人飛び立った今も。

全てを環境のせいにするつもりはないし、できることはやっていくというスタンスは持っておきたい。

しかし、この広い世界、自分の居場所はここだと言える場所がきっとあるはず。

置かれた花は動くことはできないけれど、光の方に伸びていく。タネは風に飛ばされて別の場所で咲くことができる。

そんなようにして、自分も何かを求めて動いていく。その気持ちを胸に、旅を続けていく。

2022の旅行

せっかくなので旅した国の紹介と印象も書いておきます。

ダナン・ホイアン旅行

ダナンはベトナム中部にある国内外で人気の観光地
ミーケビーチと呼ばれる有名なビーチがあるほか、大きな両手で支えられているゴールデンブリッジが見どころ。

この橋は山の上にあるバナヒルズと言うテーマパーク付近にある。
市内にはドラゴンブリッジや斜張橋などがあり、橋マニア必見。

ホイアンは街の至る所にランタンが飾られている。
来遠橋と言うベトナムのお札にも載っている橋が有名のほか、ボート乗りやナイトマーケットが魅力的な場所。
特に夜がおすすめ。

いつも混雑して騒がしいハノイに住んでいるため、ダナンのゆったりとした雰囲気がとても新鮮だった。
また訪れたいと思うベトナムのお気に入りスポット。

タイ旅行

初めてのタイ。

タイの最初の印象はやわらかいタイ語の響き。
とても可愛らしい言語だなと思った。

寺付近の観光をした時は、東南アジアっぽい雰囲気があり、意外と田舎だなと感じたが、市内のショッピングモールに行くとその洗練された建物に驚いた。

陳列も綺麗だし、さまざまなお店が並ぶ。
買い物したいならベトナムよりタイだなと感じた。

ちなみに、夜のお店やナイトマーケットが有名だが1人で楽しむ気にもならなかったので、その辺はまだ未経験。

個人的には蒸し暑い気候が自分の肌に合わないので、住むのは大変そう。

ラオス旅行

ラオスはベトナムと同じ社会主義国家
”東南アジア最後の秘境”というキャッチコピーで紹介されることもある。

秘境と言われる通り、自然豊かで観光場所は限られるが、個人的にはすごく楽しめた場所。

見どころはユニークな仏像が200体以上並ぶブッタパーク。
シュールという言葉が似合う、面白い場所だった。

他には金ピカの斜塔タートルアンや凱旋門パトゥーサイがある。

電車はないので、基本的にタクシーや配車アプリのロカを使うのがおすすめ。

素朴ではあるけれど、人が穏やかで観光する分には楽しめると思う。
テナントガラ空きのモールたちも必見?!

台湾旅行

2022年12月、この年最後の締めくくりとしていった台湾

ハノイから台湾までは2時間30分くらいなので、日本から行くより近い。

タイやラオスに比べると都会だなという印象もありつつ、街並みは日本に近いものを感じた。

湿度が高い気候のせいか、全体的に建物の外観は古そうに見えるが、中は綺麗なことが多い。

夜市や博物館、お寺や台北101など、見どころはたくさん。
千と千尋の神隠しのモデルともなった九份にも行ってきた。

ご飯も美味しいし、電車やコンビニなど日本と同じくらい充実しているので住みやすいだろうなという印象。

ただ、カップルで行くとしたら特に行く場所や、やることはないかもしれないと感じた。

終わり

2022年の旅行はこれで終わり。

色々好き勝手書いてきたが、2023年もできるだけ旅行に行ってレポートできればなと思っています。

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