和ろうそくでまったり癒やし時間

ろうそくの灯が好きです。
ふわっと温かみのある色、
ゆらゆらとした光。

ぼーっと見ているだけで
心がゆるむ気がします。


学生時代には
お風呂場にろうそくを持ち込んで
電気を消して半身浴する、なんて
なかなか優雅なこともしていました。

ここ何年かはあちこち移動の日々。
借り暮らしだったこともあり
そんなことをする気持ちの
余裕もありませんでしたが
先日、ふと思い出しました。



『そういえば和ろうそく
買ってあったなぁ』



3年ほど前、
愛媛のみかん農家さんの
お手伝いをしていた時に
遊びに行った内子町。

江戸後期から明治にかけて
和紙と木蝋の生産で栄えた内子は、
当時の面影を感じられる町並みが
約600mに渡って残っている素敵な町。

そんな内子町にある
「大森和蝋燭屋」さん。
江戸時代から続く手法で今も
和ろうそくを作り続けている
とっても貴重なお店です。

重厚で歴史を感じる店内では
実際に職人さんの作業を
見学することも出来ます。

そんな大森和蝋燭さんで
買っていた和ろうそく。

当時は絶賛借り暮らし中、
落ち着いて自分たちのお家に
住むのはいつになるのか
わからない状況でした。

それでも、落ち着いたら
この和ろうそくを灯して
ゆったり暮らしたい・・・と
燭台と芯切りと合わせて
購入していました。

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木肌のような触り心地のろうそく。
蝋はハゼの実から、
芯は和紙と燈心草(い草)
真綿で出来ているそう。
ぜーんぶ自然のもの。

灯していない時でも
ホッとする佇まい。



こんな素敵な和ろうそく、
大事に寝かしていたのを
今の今まで忘れていた訳です。

思い出したが吉日、
さっそく灯してみます。

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火がつくまで少しだけ
時間がかかりました。

やわらかい象牙色は自然の色。
ゆっくりとろける木蝋は
まるでミルキーみたい。

火だからもちろん熱いんですが
熱くなさそうに思えるというか、
なんだか不思議な優しさがあります。

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芯が太めで安定感があるみたい。
ちょっと息を吹きかけてみましたが
あんまり大きく揺らぐ感じはないです。


これは落ち着く・・・ずっと見ていられる・・・


消したあとの煙が
立ち上る様子も良かった!
変なにおいが残らないのも◎
石油系の原料を使っていない
和ろうそくの特長だそう。



いま手元には2本しかないので
5分ほどですぐ消しちゃいましたが
オンラインショップもあるので
いつでも購入できますね!

こんなに良いろうそくだもの、
変にケチケチしたりせず
好きなだけ灯すのが良さそう。


スマホやパソコンなどスクリーンと
にらめっこする時間がついつい
長くなりがちなこの頃。

和ろうそくを灯して
まったりする時間を
意識的に持とうと思います。

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