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ドイツ発:キッズサッカー10の黄金ルール|リビングルームで実践 その6

コロナ禍のDFBアカデミーからの宿題、振り返りシリーズの第6弾です。サクサクいきます!

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黄金ルール6:説明は短く、見本を見せる

ちいさな人たちは「まねっこ」の名人です。良いところも悪いどんどん真似してきますね。サッカーにおいても同じです。とくに9歳ぐらいまでのチャンスを逃さず、たくさん「まねっこ」で習得してもらいましょう!

コーチが現場で見本を見せられれば一番良いなと思うので、頑張って(笑)おとろえないようにしています。チーム内でその動きができた子がいれば、その子を見本にしたりすると、見本本人もやる気満々に。普段はあまり目立たない子にスポットライトを当てるチャンスも逃したくないですね。

それから、憧れの選手の「まねっこ」への情熱にはいつも驚かされます。ピッチでツバを吐いたり、むやみにスライディングをしたり、シミュレーションで倒れたりするのは本当に困りますけど。何度、クラブに「おたくの選手がね」って抗議の手紙を書きそうになったか(笑)

説明は短く、でも・・・

「まねっこ」能力を邪魔しないためにも「説明は短く」が大事なのは筋が通っていますね。「はい、やってみて」だけの簡単な動きもありますが、少し複雑な時は言葉を厳選して「大事な情報をインプット」することも手腕が問われるところだと思います。その「ひと言」が「まねっこ」するときの材料のひとつになる、という感じですかね。

新しく習得させたい動きの「その動きの素」が何なのかをコーチが自分でやってみて、体で気づく作業が大事だと思います。そうすると魔法のひと言はどれなのかが見つかる(ことがある、笑)。

動物歩きシュート

宿題のビデオでは「家でできる練習で、説明は短く見本を見せる」という課題に対して「動物歩きシュート」をやりました。最初は「くも歩き」からのシュート。「お腹をたいらに」がキーワードです。次は「アザラシ」で、キーワードは「足の力は抜く」。3つめは「やもり」で、「左ひじと左ひざを使づけて、サッと右と右に変える」。最後は「熊」で、「右手と右足を一緒に前へ。目線は前」のポイントを言葉で添えました。

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動物歩きは「動きの多様性」の部分でもよい練習なので、U6とU8ではよくやっています。この間は子どもたちにどの動物をやるか提案してもらおうと「はい、ここ動物園。どの動物を見に行くかなぁ。フィン、ひとつ動物の名前言ってみて」と、頭脳派の気まぐれフィンに聞いてみたら「シマウマ!!」・・・・「表現しにくーい」という落ちでした。ではでは、第7弾もどうぞお楽しみに!


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