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ドイツ発:キッズサッカー10の黄金ルール|リビングルームで実践 その7

黄金ルール振り返りも第7回。コロナ禍の宿題で、家でできる練習メニューをキッズサッカーの黄金ルールに沿って考えてきました。「家でできる」という条件がひとつ加わると別の角度からこのルールをかみ砕くことができたことは、面白い収穫でした。さて、きょうのルールは・・・?

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黄金ルール7:なるべく多くボールに触れさせるように工夫する

U8のある日の練習前、子どもたちがいつものように「きょうは最初から試合しよう」と言ってきました。コロナ中断の後、対人なし練習を経て、ようやく30人までのグループで「対人あり」がOKになったばかりだったので、「そだね」と言って2チームに分けて試合をしました。

眺めていると、前線に居てなかなかボールを触れない1人の選手がどうしても気になってしまって、気づいたらずーっと見てしまいました。「ケーケ(名前)、顔出して呼んでみて~」とか「ボールと自分の間に相手がいないところへ動いてみ~」とか声を掛けるけど、そう簡単に修正できるものでもなく。

ピッチ上にチームメイトが7人居れば、ボールを持った子の選択肢はそれなりに多くなり、良い動き出し、良いポジション取り=ボールがもらえるではなくなります。それでもマメに続けて備えるというのがポイントだと思うのですが「ボールが実際に自分に入ってくる」ことが起きなければ、確信は持てません。そうやって逆算するとやっぱり、3対3の4ゴールゲームは選手1人1人が動き出し、ポジション取りによって「報われる」回数では断トツだと改めて感じました。

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という訳で、給水タイムにこっそり(?)と大きいコートを真っ二つに切断し、「あら、ごめんね~」とごまかしながら、4チームによるトーナメントを挟みました。最後にまた2チーム1コートに戻して試合をして、ケーケはシュートを決めて満足気に帰っていきましたとさ。というお話。

いわゆる「積極的な選手」はどんどんボールに触りにいくので、ほっといていますが、消極的というか「思案深い」選手が正しい動き出しでボールを受けられることってすごく大事だと改めて感じました。こちらが工夫できることは沢山ありますね。

宿題ではボールから指示

さて宿題ですが「なるべく多くボールに触れさせるよう工夫する」をリビングルームで実行しました。最初に「サーキット式に色々なボールタッチをして回っていく」ことを考えたのですが、AからBに移動する間もボールを触れないかなと思い、結局は「ボールが喋る」という結論に(笑)。種類の違うボール(+トイレットペーパー)には、そのボールが「どうやって次へ運んで欲しいか」が書いてあります。次にどのボールを訪ねるかは気の向くまま。飽きずにずっと続けていました(笑)

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