あなたのためなら死んでもいいわ



友達から一通のラインが入った

「今日みんなでご飯食べない?」

急な誘いだったけど、久しぶりの顔ぶれだったかから嬉しくて「いく!」とすぐに返した。場所は彼のお家。着いたらまだ誰もいなくて一番のり。「てきとうい過ごして〜」と言われ、ダボダボの白いパーカー、グレーのジャーに包まれて料理をする彼の姿を横目に「まーだー?」みんなにとラインを送った。

彼の家はおしゃれで物は少ないいがディフィーザー類はたくさんあった。でもどこか質素、無機質。そんな部屋になっていた。

「ぴんぽーん」チャイムが鳴って映し出されたモニターには懐かしい顔ぶれがあって、嬉しくてすぐに鍵を開けた。

「よっ!」

今日のメンバーは全員集合!

「料理もできたよー」

彼が料理をつくってくれて、色々な話をした。昔のバカしてた話や、最近の各々の恋愛事情、仕事の話など。お酒も進み、少しほろ酔いになったころ彼が突然口を開いた。

「俺、ロスへ今月末からいくんだ」

、、、、、え。一瞬理解できなくて、なんて返事したらいいのかもわからなかった。ただ無言の時間だけが過ぎた。

「え!なんで!どうして?」

とっさにでた言葉がこれだった。だから部屋になにもないのか。

「留学。仕事で。」

突然の報告に驚いてなにも言葉がでなかった。ずっと一緒に時間を過ごせると思っていた。彼のことをこの先も近くで見ていられると思っていた。

でも、報告する彼の顔は恥かしながら、でもどこか嬉しそうで未来に期待を持っている表情だった。私はそんな彼の夢は応援したい!と心底思った。

彼の名前は中村海人 TRAVISJAPANのメンバーだ。



と、ここで目が覚めた、そう、これは私の夢です。こんな夢を今日は見ました。きっと、寝る前に海くんのとらまるを読んだから。とらまるには正直者の海くんのまっすぐな言葉が並んでて、率直に嬉しかった。涙を流しながら読んで寝たら海君の友達になっている夢をみた。幸せな夢だった。あんな表情で報告してくれたら素直に応援できたのに、と思った部分もあるが、これが本来の姿であって欲しいと望んだ夢でもあった。あらんくんと海くんが電話したように。インスタでメッセージを送ったように。


私たちがなにどうどうあがいてもトラジャのロス行きは変わらない。もういっそのこと手が届かないぐらいビッグになってくれ!ワールドツアーなんかして、チケット取れない!ぐらいビッグになってくれ!

そう願うように、自分に言い聞かせた3月7日でした。

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