【有料】とら~ぬの漫画論


私は昔から漫画を読むのが結構好きだ。父が仕事から帰ってくるたびに買ってくるジャンプ・マガジン・サンデーを毎週読み漁り、それなりの精度を誇るある能力を取得した。それは

漫画の寿命がわかる」こと。

簡単に言えば「これは間違いなく売れる」「あ、この漫画は売れそう」「この漫画は頑張り次第かな…」「よくてもって1年かなあ・・・」「あ、これは無理だね」の5段階くらいで判断が付く能力である。実際数百本の漫画を読んできたことによる蓄積が聞いているので少年誌はほぼ確実に当ててきた自覚がある。

初めての有料記事。今回は普段とら~ぬがどのような点を見て漫画を読んでいるか、もう少し言えば「見極めているか」を掘り返していきたいと思う。

1.とら~ぬが漫画に求める大前提

私が漫画において考えていること。それは「漫画には作者の『哲学』がなくてはならない」である。

漫画論用スライド

こちらの図を見てほしい。これはとら~ぬが基本として考えている漫画を見るポイントである。各種様々な要素の上にその土台として成り立つのが「哲学」である。

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