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「守ってもらいたい」と「守りたい」というのは必ずしも一致しないんだなぁ

「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞して
話題となっているアカデミー賞授賞式。
関係された皆さん本当におめでとうございます。

ちなみに、私は霧島れいかさんが好きです。
どうでもいっか…

で、その授賞式でもう一つ話題となっているのが
ウィル・スミス、クリス・ロックを平手打ちしたってよ
の件ですね。

個人的には、
クリス・ロックのショボいギャグに全てが凝縮されている
と思います。
目の前にいる人、そして病気と共に生きている人に
対する発言としては下品極まりないなーと。
そして、何より気持ち悪かったのは周りの反応です。
Youtubeで動画をみましたが、ジェイダ・ピンケットさんは
少なくともその冗談を快く思っていないように見えました。
ですが、周りはそれをギャグとしてしっかり笑っていて
ウィル・スミスが壇上に上がった時も
ヒューヒュー盛り上がっているような雰囲気でした。

もちろん、平手打ちでも
やってしまったウィル・スミスの行動は許されるものではない。

でも、会場にいた人達が
クリス・ロックのショボいギャグに対して
もっと冷ややかな反応をしていれば、事態はどうなっていただろうか?
ということで、結局全体が反省すべき事案だと個人的には思います。

あっ!でもウィル叩いちゃーダメダメ!!
そんな中でなるほどと思った記事がこちら。

自分の妻が悪口を言われて、何もできない男にはなりたくない
とウィル・スミスの気持ちに理解を示していたのですが…
なるほど、こういう見方もあるのかと。

でも、「誰かを守る」ってのは結局自分のためなのでは?
ジェイダのために、というよりは夫としての防衛本能が彼を突き動かしたのでは?少なくとも私は、振り返ってみると本当に人のためだけに何かをやったってことがないことに気づきました…

で、タイトルが決まったわけです。

当事者であるジェイダから発言の機会を奪ってしまったという見方は
理解できるものの、ジェイダがウィルに対して「暴力はダメ、でも気持ちはありがとう」と思ってくれていると良いなと切に願っております…

いずれにしても、アカデミーの公式が言う通り
「どんな事情があれ暴力は許さない」
とウィル・スミスの行動を避難するのと同時に
「私たち全員がジェイダへの暴力を見過ごした、これは反省すべき」
と見解を出してくれると、もうちょっとウィルも反省しやすい気がする
と思う、今日この頃です。

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