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北村弁護士と橋本徹氏の議論を聞いて

びっくりしたことが2つ。
まず1つ目
こんなに公共調達について理解されていないのかと言うことにびっくり。
そして、2つ目
北村弁護士って弁護士なのにこんなにも議論が下手くそで一方的な人だと言うことにびっくり。

“すべてを公開することは簡単”

北村弁護士のコメント

残念ながら、これは北村弁護士の現状認識不足で無理だと思います。
少なくとも今の多くの自治体の状況では無理かな…
これ簡単にできる状態だったら、行政のデジタル化ってもっと進んでます。

ちなみに、全件インターネット上に公開することに私は賛成ですが
その時に、また違う見方の意見がでてきます。
”デジタルディバイドは入札にも参加できないのか”
で、この意見に対応するために行政職員の負担がまた増える。
それは北村さんの感覚だと、公僕だから当たり前なのかもしれませんね。

”一般論されてしまうと困る”
と言いつつ、インターネットに全件公開することが簡単、というのはこれは一般の人からすると簡単じゃないって、一般論じゃない?
”なんとなく全体の方向性が疑わしき状況のように見える”
”状況証拠しかない”ってはっきり言った北村さんはもはや弁護士ではなく
ただの一般人、が一般論を述べているだけ。

自分の主張は一般化しておきながら、同じ公的機関の裁判所の事例を出されてそれは関係ないと主張するのは、もう自分が正しいとしか思っていない、よくいるおじさんと一緒でなんか情けなくなってしまった。

ちなみに北村さんについては、こちらの動画についても論点の設定が自分本位だなーと感じました。そもそもディベートがあんまり得意じゃないんですかね?

後半のウクライナについても、まぁなんというか…
ひどいもんです。この議論はそもそも折り合いはつかないもので、双方の主張にそれぞれ理解できる背景があります。その中で、自分がどちらのポジショニングを取るのかという問題で、そちらの主張はおかしい、間違っていると言う類の話ではないと思います。

正義は1つではない

重要なことは、自分の正義は、相手の正義と一致しないってことだと思っています。ロシアのウクライナ侵攻は私たちの立場からすれば、どう考えてもおかしいと思いますが、相手側にとってはそれが当たり前の結論となる理論が存在しているはずです。
議論の着地点を見つけるためには、相手の主張の裏付けとなる”相手の正義”をまず理解する必要があります。ちなみに、この”理解”という言葉が誤解を生む原因かもしれませんが、その主義主張を認める、承諾する訳ではありません。しかし、その背景を理解せずにただひたすらに”あなたの主張はおかしい”と言い続け、相手の変説を待つことが、私は正しいとは思えません。

多様性

結局これは
”自分には合わないけど、そういう考え方の人もいるよね”
ということで、北村弁護士のようにこの考え方・主張は間違っていると言う人々がいる限り訪れることのない夢世界だろーなと。
ちなみに、そう言った多様性を認めていく中でも方向性として決め切らなければならない時に選挙というアイテムが存在していくのではと思う
今日この頃です。

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