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しんしのつ天文台オープン!!

北海道札幌市から車で約1時間の新篠津村
2023年11月3日(金・祝)に新しい天文台「しんしのつ天文台」がオープンしました。

シャッターが閉じられたしんしのつ天文台の外観

望遠鏡は、昭和機械の口径50cmカセグレン式(リッチー・クレチアン式)反射望遠鏡
F値はきちんと聞こえなかったのですがF6.5だったと思います。
副鏡として口径15cmの屈折望遠鏡が同架されています。
(公開天文台としては北海道内6番目の大きさになります)

50cm望遠鏡

望遠鏡の愛称は「そらみちゃん」、天文台の愛称は「たっぷ天文台」になります。

私の名前は「そらみちゃん」です

「たっぷ」というのは近くを流れる石狩川にかかる橋(たっぷ大橋)や温泉(たっぷの湯)からとられています。
この「たっぷ(達布)」というのはアイヌ語に由来し『湾曲内の土地』という意味になります。石狩川に多くあった湾曲した川の流れに関係すると思います。
(たっぷ大橋は、かつてあった北村側地名が幌達布、新篠津村側地名が上達布だったのにちなむようです)

シャッターが開いたところ

天文台はドームタイプではなく、スライディングルーフによるフルオープンタイプ
レースの上に乗せられたルーフが北側に移動し、固定された望遠鏡が姿を表ます。

4日の観望会の様子

ドームに覆われていないので解放感は抜群です
大型望遠鏡と星空を同時に楽しめるのは初めての感覚でした
(周りが覆われていないので吹きっさらしで機材が少し心配ですが、、、)

オープニングイベントが行われた3日は生憎の曇り空で星を見ることはできませんでしたが、翌4日は晴れ気温3度まで下がる寒さの中、多くのお客さんが来ていました。

私も並んでいるお客さんたちに星仲間と共に星空解説をしたりしてとっても楽しかったです。
観望会の終わりごろに周りを見るといるのは関係者ばかりという貸切状態で最後は望遠鏡を格納してお開き
青いパトランプが回りながらルーフが動く様はなかなかかっこいいものでした。

ちなみに新篠津村は道内有数の豪雪地帯(特別豪雪地帯)ですので、冬はお休みです。

宜しければサポートをお願い致します。ご厚意は天文ボランティア活動の資金とさせて頂きます。 これからも星空に興味を持っていただけるような記事を書きたいと思っています。