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いつも選ばれるとは限らないけれど  諏訪部順一さんの言葉に思う

 声優・諏訪部順一さんの「週刊オジサーチ」(HAKUNA)が好きです(**下記注)。
 ライブではなく1日遅れのものをアーカイブスで聞くのですが、2021年8月25日ライブ(26日配信)を聞いていたら、「次に来るマンガ大賞2021」の結果について触れていました。
 マンガ好きの上に声優というご職業柄、何かと思うところが多いようで、時間全体の3分の1強、話されていました。
 そもそも話題も知識も豊富で頭の回転が速い人なので、話は広がりまくっていたのですが、印象に残ったのは次の発言です。

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番組は終了しました。アーカイブ配信も残念ながら2023年夏に終了した模様です。

◇◇◇

 一応「文字起こし」についての雑感として書くので、多少のケバ取りをしつつ、そのまま書き起こしました。

15:19~16:07
「めっちゃ面白いなと思っていた漫画がアニメ化するんだ…何の話も来ていないな、オーディションすら。かすりもしねえみたいなうちに決まっているとか。「オーディションの話キターッ――落ちたー」みたいなね。この悲しさたるやですよ。本当もう、よく言いますけどね。もう今まで買っていた原作本とか全部捨ててやれとか思ったりするんですけど、結果買い戻したりとかね。「ゴミ箱に持っていくトコまで」というか、わくところまでいって、「ダメ!」っつって。そうなんです、でもね、辛くて読めなくて、本棚の奥の方にしまっちゃったりするんですけどね。この気持ち、何なんですかね。これってもしかして――恋かな。

 私は書き起こしの仕事を、基本某マッチングサイトを通したスカウトと、知人のライターさんからの直接依頼で受注しています。
 マッチングサイトの方は、クライアントがワーカーを広く公募する場合もあるので、条件のいいものには積極的に応募していますが、公募する方の中でも、いつも同じ人を選ぶ方と、都度都度違う方に依頼する方がいます。

 都度都度違う方は、できるだけ安定的にワーカーをキープするために、いろいろな人に仕事を振って様子を見るという考え方なのでしょうが、スカウト案件で「あなたじゃないと、この仕事はできませんよ~」とか言われて調子に乗りがちな私は、公募の方に振られたとき、「前回はピックアップしてくれたのに今回はダメなの?」とね、それが何度も続くと、「私ひょっとして要らない子?応募しない方がいいの?ねえ何が駄目?悪いところがあったら直すからあ!」と、面倒くさい恋人カノジョみたいな絡み方をしたくなるところをぐっと抑え、「ま、次だ次」と、粛々と切り替えていくようにしております。

 それでも「今回駄目だったのは、実は気付かなかっただけで前回やらかしたのでは…」と気になって仕方ないこともあり、自分は何てみみっちい人間だと嫌になるのですが、前述の諏訪部さんの言葉を聞いて、「こんな売れっ子でもオーディションで落ちることもあれば、ここまで引きずることもあるのか!」と、変な話、励みになりました。

 ちなみにその後、次のようなこともおっしゃっていました。

「ほんと、『運と縁』という感じなので、せっかくご縁があったものはやっぱり大切にしていきたいと思いますし、自分のできる限りのですね、できる限りのちょっと1、2歩踏み越えたところまで頑張らなきゃなというのはすごく思いますよね。愛さなきゃウソだよなというふうにね、日々思うところでございますよ。」


 これ――仕事でも家事でも人間関係でも、全部こんな気持ちで取り組めたらなと思ういい言葉です。「自分のできる限りのちょっと1、2歩踏み越えたところ」みたいな、プラス・アルファの頑張り方、目指したいですね。
 無茶や無謀まではしなくてもいいから、ちょっとだけ無理するのは悪くないかなと思います。
「愛さなきゃウソだよな」の精神もいいですね。地味でしんどいけれど、こう見えて、反訳書き起こしLOVEです。


「楽しみだなあ、楽しみだなあ、楽しみだなあ。この世界は、この道n十年の私でも知らないような音源がまだまだ溢れ!生まれ消えていく!これだから音源の集まるこの世界を離れられない! 反訳ラブ!私は反訳が好きだ!愛してる! だからこそっ!反訳の方も…私を愛するべきだよねえ…」

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