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【一問一答】貯蓄能力のない人に対する考え方

代表の橘が読者や社員からの悩み相談に答えていくコラムです。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴っていきます。それではいただいたご相談に答えていきます。

【質問】
貯蓄能力のない人に対して男女問わず不信感を抱いてしまいます。

理由は色々あるのですが、他人に金銭を借りる癖がある人や金遣いに計画性がない人の多くは心にも余裕のない人が多いような気がしていて、出来れば関わりたくないとまで思ってしまいます。これは私自身がお金ばかりを信じるお金教になってしまっているのでしょうか、
またお金のことばかり考えることはやはり良くないことなのでしょうか。(5年目女性)


【答え】
まずは、何事にも程度問題というのがあると思います。

度々小銭を借りる程度のことなのか、刹那的な消費欲に負けてしまい現在や将来の生活に支障をきたす性格的傾向があるのか。

つまり、貴方が気にし過ぎているのか、気にするべき程度の重要な問題なのか、ということです。これは客観的に判断する必要があると思います。仮に、後者の場合は、経済面での社会適応能力に不足ですから、将来にわたって生活に困ることになると思います。そして、その人が、特に貴方の身近な人であるならば、相手に対して毅然とした対応が必要です。

その場合は、「自分が「不信感」を抱いてしまう」とか、「そうした自分はお金ばかり信じるお金教になっているのか」とか、「お金のことばかり考えることはやはり良くないことなのか」という風に、その人に対する自分側の反応を気にかけるのではなく、相手本位に考え、その人の将来のために、貴方として、何をしてあげられるかを考えてあげる必要があると思います。

例えば、お金を借りたいと言ってきても、それに不満を持ちながらも、安直に貸すならば、貴方がその人の悪習慣に加担する結果ともなります。
その場合は、しっかり相手のためであることを踏まえて、安直に貸すべきではないと思いますし、その理由をしっかり伝えていくべきだと思います。

もし、客観的に見れば、そうした人に毅然とした対応を取らなければいけないことが分かっているにもかかわらず、それができない気弱な自分がいて、そのために、自分の方が悪いと考えてみたりするのであれば、それは良くないことだと思います。

問題を他人のせいにした方が気楽な場合と、問題を自分のせいにした方が気楽な場合があります。しかし、正しい行動は、自分が気楽かどうかではなく、客観的に見て、重要な問題か些細な問題なのか、相手の問題なのか自分の問題なのかを判断し、相手の重要な問題であるならば、それに対する適切な行動をとることだと思います。

素敵な一日をお過ごしください。


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