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ヘッドフォン

先日レコーディングスタジオでvocalを録って(もちろん歌手のかたの)、アフターレコーディングの検証祭りで色々ヘッドフォンを試聴させてもらった。

うちではスピーカーで聴くことがまずなく大半はヘッドフォンとなっている、にも関わらず定番なSONY 900stしか(しか?...汗)持ってなくてその日のエンジニアからローの聞き逃し、判断ミスの恐れがあると指摘され改善すべく色々デモ機を送ってもらい使わせて頂くことになった。

AKG, PHONON, Audio-Technica, YAMAHA ....

続々増え続ける仕事部屋のヘッドフォン🎧

スピーカーと違ってswitching無理なのでいちいち掛け替えるのが手間ではあるが。扱いは丁寧なはずなのに何故だか某社と某社のは即日破壊してしまったりもした😱


そんな中でVictorから、これどうぞ!ともらえることになって喜び勇んで使ってる。HA-MX100V だ。


これで聴くとローばかりかハイも華やかで自然な伸びがあってVictor studioでのレコーディングを思い出すなぁ。。。Victorといえば、、、わたしのスタンスとして気取って垢抜けたシティポップ好みです、風に捉えられがちだったのを岡本舞子アルバムフルで作編の依頼をして下さる勇気あるレーベルであり大困難なアイドルポップの世界に本気で足を突っこむ大切な機会を作ってくれた会社。小泉今日子さんの人気のおかげでレコ大の最優秀編曲賞も受賞出来た。

80年代半ばは身を削って働いていて、そのほとんどは煌びやかなアイドルもの、その頃のサウンドの傾向、華やかと感じることができるのもこのVictorの特色と思った。

このヘッドフォンは録音部で研究を重ね試行錯誤して作られたと聞く。Produced by VICTOR STUDIO とバンドには記され箱にはスタジオの正面玄関の写真も。懐かしいというか今もあるし時々行くけど。

製作の歴史の中には知人たちの存在も必ずやあると思うとなかなか感慨深い製品。

なんとも具体的な説明もない感覚だけの表現では伝わらないんだけど、しかしそもそも個人の捉え方それぞれだからやはり視聴してみるしかないな。

密閉型ではあるけど長時間装着してても耳の圧迫感は少ないと感じる。これも頭の大きさなど個体差で違うのであくまでも個人的な感想に他ならないけど思うままに書いてみました。



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