「持論工場」、できるマインドってわかりますか?

今回は橋本徹さんの著者「異端のすすめ」を読んだアウトプットをお送り致します。

この著者では、「こうすれば成功する」とか「成功したかったらこうしなさい」というものではなく、
橋本さんが生きて来られた50年を振り返りながら「あのときはこう考えていたからこういう行動をとった」とか「こういうことができていたからあの時に成果を出せたと思う」という書き方をされています。
ですので、受け取り方は読んだ方それぞれだと思いますし、受け取った後の行動も人それぞれだと思います。

それでは、本題に移ります。
本書の中でアウトプットの大切さについても書かれています。その中身(結論)は、「持論工場を持て」ということなんですが、それはどういうことかと言うと。
まずはアウトプットのためのインプットが大切だとおっしゃっています。インプットするだけでは物足りないしもったいない。アウトプットして初めて価値が出てくると書いてあります。ここまでは、他の著書にも書いてありそうな内容ですが、橋本さん流のアウトプットはここに私見を入れることです。
橋本さんがタレント・コメンテーター・知事を勤めて来れたのはこの私見を入れた橋本さん独自の「持論工場」があったからだそうです。
初めはちょっとずつ私見を入れる練習からはじめてどんどん「持論工場」を大きくしていくことが他人とは比較にならないような自分だけの付加価値をつけることができるとおっしゃっています。
最初の具体的な方法はアウトプットした後に「私はこう思います・こう考えます」を付け加えるだけでオッケーだそうです。
それが積み重なると他の人からには出てこないような意見が「持論工場」からどんどん出てきます。
ですので、このnoteの記事でもどんどん自分(Trainer Tsuboi )の私見を入れさせてもらおうと思います。
確かに、橋本さんのテレビでのコメントってインパクトがあったりして毎回賛否両論巻き起こしてる印象でしたが、これからの時代はYouTubeやSNSなどの普及を考えるとコピペコメントより「持論工場」で作られたコメントが求められているのかなと思います。

そして、本書で何回も橋本さんが繰り返し使っていた言葉があります。
それは、「行動力」です。
できないマインドからできるマインドにするにも行動力だとおっしゃっています。
ある一つの大きな成功体験が組織のできるマインドに拍車をかけるんだそうです。
特に組織では蟻の一穴より像の一穴と書いてあり、組織では小さな成功体験も悪くないですが、なかなか重い腰を上げさせるほどのパンチ力はないと。
組織全体の行動力をつけるにはとにかく大きな目標を成し遂げることだそうです。
時間がかかってもいいそうです。大阪都構想を目標にかかげてそれを実現していく役所の雰囲気ができないマインドだったそうです。そこで橋本さんは役所の職員だけでなく大阪市民も絶対に実現不可能と声を揃えていた「大阪城西の丸庭園でのイベント」を成功させたそうなんです。そこから組織の雰囲気がどんどんできるマインドに変わり、大阪都構想へとアクセルを踏むことができたそうです。

また、行動に関しては、長期間成果が出てないものは行動のベクトルを180度帰ることも大切だそうです。そのときのポイントはゴールをしっかりと確認して自分軸を再確認してから方向転換していくことだそうです。本書でこの箇所を読んだ時は、180度行動を変えることにこだわるより、ゴールと自分軸を再確認するのが何より大切なことなのかなと思いました。仕事やプロジェクトで少し壁にぶち当たった時って周りが見えなくなってる時が多いと思います。言ってみれば、大海原でボートを漕いでいる感覚だと思います。潮に流されてることにも気づきにくし方角も分かりにくい状態です。そんな時にゴールと自分軸を再確認できると、自分の現在地がはっきりすると思うのでそこで改めて行動計画を作成すると結果的に180度変わっていたという捉え方の方が自分的にはしっくりきました。

本書の最後では、後悔のない人生のためにどんどん行動しろと伝えてくれています。成功することだけが後悔しないというわけではありません。目標に向かってそのときそのときで出来ることをどんどん行動に移していくことが後悔のない人生へと繋がっていくそうです。たとえ最後に成果を出せなかったとしても目標達成のための行動(チャレンジ)をどんどんできると完全燃焼できるそうです。この完全燃焼が後悔のない人生になっていくと橋本さんは伝えてくれています。


今回のこのnoteの記事を書くこともそうですが、今できることをやってみることは本当に大切だと思います。この記事を読んでちょっと行動してみようかなとか「持論工場」を大きくしてみようかなと思ってもらえる方が増えると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?