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懐かしい場所

先週12日と今週19日に東京都板橋区にある(社)日本競輪選手会本部に赴きました。
ここは競輪選手時代一度だけ訪れたことがある場所です。
当時福島支部の会計幹事という役員をさせて頂いていた際、選手総会に他の役員の代理で出席した。たった一度だけ訪れた場所です。
競輪選手としては17年9ヶ月活動していましたが、これと言った活躍も無く良くも悪くもごくごく平凡な選手だった私にとっては縁の無い場所だったと思います。

(社)日本競輪選手会

そんな場所に何をしに訪れたかと言うと、「2024年度技能訓練指導員講習会」の講師としてトレーニング理論についての講習を行う為です。
選手としては無名で平凡な選手であった私が、競輪界の未来を担う選手を相手に講習を行う事はどこか場違い感もありましたが、名選手で無かったからこそ「強くなりたい」という思いは強く、その気持ちを糧として積み上げてきた知識を次世代の選手の役に立てるのであればと短い時間でしたがお話しをさせて頂きました。

テーマは、ここ数年の間に変わりつつ今の競輪と、私が走っていた頃のの競輪を比較し、これからの方向性とそれに適応する為のトレーニングに付いてです。
恐らく競輪選手としてあるいは競技選手として現在も走っている方達であれば身にしみて感じていると思われますが、最近の競輪や競技でのスピードの向上には目を見張るものがあります。これまでも競技力は徐々に向上して来ていましたが、特にこの7〜8年間の変化は今までに経験したことの無い位急激なものです。それをトレーニングの専門家として明確な根拠を示すことで、今後の対策に役立てて貰えればと現在持っている情報を共有させて頂きました。

講習自体は短い時間であった事もあり、受講してくださった選手の方々に何処まで理解して頂いたかは少し不安でしたが、講習を受けて実際に行う日々のトレーニングにどう落とし込んでいけば良いかという内容の質問を頂けたのである程度伝わったのでは無いかと思います。

今後もこういった機会があれば積極的に情報を共有して行きたいと思いますので、
今回受講された方、あるいは受講されなかったもののこういったテーマに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。


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