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人生を壊されたい話。

基本的には冷静沈着で物事を俯瞰で見る事に長けてるとは自分では思っているけれど、たまに人の人生をめちゃくちゃにするような人種に出会った事にしばらく気付かない事がある。
それは私が頻繁に言う「ネジが外れた人」ではなくただ「欲望に忠実な人」である事が多いため私には刺さらない。やっぱり人を振り回す人は民主主義のルールを遵守しない。

ネジが外れた人の定義とは…?と聞かれる事もあるんだけど、ネジが外れた人の行動なんか予測出来る訳もないからこういうタイプの人と提示できないのは非常に残念に思う。出会って言動を見て驚嘆してそこで初めて「ネジしめてあげよっか?」と声をかけてあげたくなるのだ。
私が言う「ネジをしめる」とは所謂行動を操作する、操る、助言するという意味合いもあるのでさらに俗世間から外れるような意味合いも兼ねている。

ただ本当に子宮に響く人に出会わなくなった。カッコいいな、素敵だなで終わってしまいそこから先の興味まで届かない。みんなちゃんとして生きてるんだなと思う。

私の思考はある角度から見ればただの夢見る幼気な少女のような物で、いつか白馬に乗った王子様(トチ狂った人)が現れて私を幸せにしてくれる(壊してくれる)と思っている。そう考えれば簡単に現れるはずもないし黙っていて素敵な殿方が現れるほど世間は優しくもない。ただ私の性癖は特殊だからきっといつか現れると思って暇さえあれば種を蒔く事を怠らない。暇がなくとも水はやる前提で。

破壊衝動ではなく悪意なく他人の人生を破壊する人。
ちゃんと壊して原型を留めなくともそれさえ愛せる人。
そんな人が現れる事を夢見て今日も私は刺激物を摂取する。


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