【#4】哀れな終着駅を目指して

前話

そこには、大きな鉄の門によって穴がふさがれたトンネルがあった。
"ここの棒をとれば空きそうですね…"

村上"懐中電灯とヘルメット持ってきているので車から持ってきますね。"
押部”おお、これですね…広報誌に使ってもいいですか?もし、本当にあったらですけど…”

”原さーん、持ってきましたー"
段ボールをもって村上がやってきた。
”村から、大きな電灯と、ヘルメットと懐中電灯を4つづ借りてあります。"
"ありがとうございます。では開けましょう…"
原は鉄の扉を閉めている棒をゆっくりと外していった。
ギーっという音を立てて、戸が開いた。

トンネルの中には
前から順に小型蒸気機関車と木造客車2両が入っていた。
押部"ゴホゴホ、空気悪いですね"
"そりゃ数十年開けていませんでしたからね…"

村上”にしても状態本当にいいですね…錆は目立ちますけど,,,客車も原型をとどめてますしね…専門外なので詳しいことはわかりませんが…"

"とりあえず写真を撮りましょう…それと押部さん、広報誌の掲載はちょっと待ってもらえますか…"

押部”えー、何でですか…”
”この現状だと、鉄道省の調査が必要ですし、詳しいことがわからないので情報提供ができません”
押部"わかりました。できるようになったら教えてください。"

続き…

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