![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26278364/rectangle_large_type_2_ac7c39ff7a67cabe385e920f96c78ffe.jpg?width=800)
高速道路は日本に4つしか無い件
車で長距離を移動する時に大変便利な高速道路。しかし、あなたが使っている道路は本当に高速道路でしょうか。
今回は高速道路は日本に4つしか無い理由やそれに関する話をまとめていきたいと思います。
「いわゆる高速」には色々な種類がある
皆さんがよく使っている高速道路には種類があって、「高速自動車国道」と「自動車専用道路」があります。
高速自動車国道とは「自動車の高速交通の用に供する道路で、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するものその他国の利害に特に重大な関係を有する」とされています。
簡単に言えば、都道府県をまたがって、全国的に展開していて、これが「いわゆる高速道路」です。
自動車専用道路とは正式名称を「一般国道自動車専用道路」と言い、スムーズな地域交通を目的として建設されるため必然的に、高速自動車国道と異なって都道府県をあまりまたがらず、距離も短めとなっています。
この2つをまとめて「高規格幹線道路」と呼び、高規格幹線道路は高速自動車国道であっても自動車専用道路であっても「〇〇自動車道」と言う名称を用いられています。
一般的に「〇〇自動車道」と呼ぶものの、東名高速道路、新東名高速道路、名神高速道路、新名神高速道路の4つだけは「〇〇高速道路」の名称を用いています。
Q.なぜその4つの高規格幹線道路だけそんな呼び方をするのか?
A.NEXCO西日本のホームページに書かれています。「東名・名神高速道路は、昭和40年に名神高速道路、昭和44年に東名高速道路がそれぞれ全線開通し、日本で最初の高速道路として、また経済発展を担う重要路線として、各方面から注目されてきました。
その中で「東名高速」「名神高速」という通称が広く使用され、一般的に定着して馴染みのある名称となりました。
この歴史的な背景を考慮し、「高速道路」はお客さまが最も受け入れやすい道路名称として例外的に採用されたものです。」とされています。
我々が高速道路と言って馴染みがあるからこそこの名称が使われているのですね。
ちなみに高規格幹線道路とその他の自動車しか走れない道路の標識は緑で表記されています。↓↓
https://www.homemate-research-ic.com/useful/15032_facil_033/
まとめ
ここで述べた事以外にも、例外や特例がたくさんあります。例えば、高速と名が付く道路は4つしか無いと言いましたが、首都高速や阪神高速は高規格幹線道路では無いのでカウントしていません。
首都高速、阪神高速に関しては後日記事を書こうと思っています。道路の法律上の位置付けをみるとなかなか面白いですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?