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Dialogue in Silence -対話の森に行ってみて-

そこにはとっても深いメッセージがありました。

ナビゲーターの聴覚障害者の方との対話を手話なしで行います。わたし達も彼らと対等なコミュニケーションをする目的で、アクティビティ中はずっとヘッドセットを装着。それは、視覚聴覚者の方と同じ環境「音のない世界」を約90分体験するため。

日頃、いかに音声によるコミュニケーションに頼っているか、アクティビティ中も後も思い知らされました。

音を遮断していたヘッドセットを外したとき、むしろ音を煩わしいとさえ、思ったほど。

アクティビティ中は手話でもなく声も発しない方法で、ナビゲーターの視覚障害者と参加者が対話。マスクから見える表情やさまざまなジェスチャーが頼り。それはもうみんな必死!いつもは使わない感覚器官をフル活用。参加者同士も初対面なのに、アクティビティが終わる頃にはすっかり距離が縮まって。

楽しくて最後には声なしでも対話ができるようになるから不思議。声を出すことも忘れるくらいでした。

アクティビティの後には、手話通訳者を交えたナビゲーターの視覚障害者と参加者間のリアル対話。

視覚障害者の方からは、「一番好きな音は何?」「どんな音?」「風ってどんな音なの?」

あたり前であったこと、的確に言葉で説明するのって難しい。「ピューピュー」と文字で書いて見せましたが、100%理解してもらうのは難しい。

最後に、改めてわたし達からは、「視覚障害者の方達がわたし達に伝えたいメッセージは何なのか?」聞いてみました。

「耳の聞こえないわたしが聞いている答えを、話者が一緒にいる健常者である母に伝えるシーンが良くある。わたしが聞いている、わたしに答えを伝えて欲しい。」

胸が熱くなりました。

そうだ、みんな自分を認めて欲しい。

こどもも大人も社会人もおじいちゃんもおばあちゃんも。

そして、この対話を通して

-人間には本当は言葉は要らないのかもしれない。むしろ、言語が誤解や弊害を生むこともある-

ことを学びました。

そして、わたしも含めた他参加者の方々はアクティビティが終わった後は感極まって涙ポロポロ。

ナビゲーターの視覚障害者の方も繋がれたコトに感動。

みんなで繋がれたことで心が通じ、言葉なしでも対話ができるようになることを証明してくれました。

全員が一つになれる、本当に深いわたし達が忘れかけていた大切なことを思い出させてくれるダイアログ。

SNSやインターネットが急速に発達した今には必要な対話。心温まります。

そこには深い深いメッセージがありますから、都内開催ですが気になる方はぜひ参加してみて下さい!

今回は、「ダイアログインサイレンス=音のない世界」を体験しましたが、「ダイアログインザダーク=光のない世界」編も開催予定のようですよ!




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