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IBM(IBM)FY20 Q3決算レポート。悪くはないがサプライズは無し。再び成長軌道に乗るのは分社化完了後の2020年以降か。

IBM(IBM)がFY20 Q3の決算を発表しました。IBMは長年売上が伸び悩んでおり、株価も軟調な状態が続いています。Q3決算も残念ながら大きなサプライズがない決算となってしまい、株価も下落しています。

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FY20 Q3 業績概要

売上高 と 収益性 (5)

利益 (5)

EPS(GAAPベース) (4)

・売上は$17.56 Bで前年同期比2.6%減
・EPSは$2.58で前年同期比3.7%減
・クラウド事業は前年同期比19%増
・RedHat事業は前年同期比17%増
・メインフレーム事業は前年同期比20%減
・ガイダンスの発表はコロナのリスクを考慮し見送り

EPS・売上の予想と実績

EPS(実績) と EPS(予想) (4)

売上(実績) と 売上(予想) (4)

事前コンセンサス予想を上回っているとはいえ、ほぼ同値でサプライズはなし。

今後の見通し

クラウドの台頭によって、オンプレミスの設備を主なビジネスとしているIBMは低迷しています。

IBMは決算発表前に「ITインフラサービス部門の別会社化」を発表しています。

IBMのビジネスカテゴリの中にはクラウドやソフトウェア関連ビジネスも存在し、それは順調に成長していることから、ITインフラサービス部門の別会社化することで、成長が期待出来るビジネスに集中できる体制がようやく整いました。

ただし、別会社化が完了するのは2021年末ですから、IBMが再び成長軌道に乗る可能性があるとしても、2022年以降になりそうです。



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