2024/7/8(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。今日も物凄い暑さの一日だったが、明日も更に熱くなるようなので体調管理をしっかりして(トレーダーも体力、体調は本当に大切!)市場に向かい合いたい。

月足5MA(39630円)を大きく抜け、遂に日経平均も過去最高値を更新して先物の先週高値は41120円(ミニ41125円)を記録した。日足から、月足まですべてがパーフェクトオーダーである現実には変わりなく圧倒的に買いが強い状況であることは間違いない。この形からの5MA抜けはかなり異例で、BB+2σの42000円も目指すのではないかと思える勢い。それだけ強いともいえるがRSIも高値越えによりダイバージェンス、RCIもびったりと張り付いて、ボリンジャーバンドの拡大もほぼ「極」と言える状態。昨年5月の高値ブレイクからカウントした場合、これで既に五波目で今までで一番浅い押しからの高値更新した状態。もう少し長期間で見た場合、2020年の米大統領選絡みで高値更新からのカウントだと既に五波は今年の3月終了しており、11月の大統領選を控え、4年間かけて月足で五波を完成させたことになる。

今回の上昇は先月末手前のいつも方向感をなくす時期から始まっており、いつもとは違うリズムで来ている。来週はSQ週と言うこともあり、ここで一旦相場が反転するリスクも大きくはらんでいる。

アメリカ市場もSP500が再び史上最高値を更新しており、絶好調であることは間違いなく、現時点では大きな不安要素も見えない状態ではあるが、41000円、史上最高値更新の達成感が出てくることは認識したうえでシナリオ構築が求められる週になると思われる。

■日経225先物 週足(期近)

週足は2週間連続ほぼ丸坊主。BB+2σが41450円にあり、次の現実的なターゲットになり得る。月足と違ってボリンジャーバンドの拡大もまだ余地があり、そこを超えての推移の可能性もまだ秘めている。ただし5MA(39780円)との乖離も大きくなっており(BB+1σでも40100円)、上昇が続くにしても少し時間が必要になってくる場面。

月足同様に週足もRSIはダイバージェンス状態。(但し強い相場ではこれは当てにならないことも多々ある)高値を超えたと言っても200円ほど抜けただけで、前回の高値以上で引けている足は週足でも日足でも今現在は存在していない。この後日足でも記述するがその点はまず注視していきたいポイント。

■日経225先物 日足(期近)

完全にバンドウォーク状態で下がれば買われ、下がればまた買われる状態。決して売りをやるチャートではないことは明白。

日足レベル(日中も日通しも)では、前回の高値40910円を抜けて引けている確定足は無い。恐らく明日の足でそれが出てくる可能性もあるが、もしそれを上回れずに引けた場合、一つサインになり得る可能性がある。BB+2σを割れれば買われ、BB+3σとの間でバンドウォークする前回の上昇時と同じ様な強烈な買い相場。BB+3σは41750円となっており、週足BB+2σよりも上と言うことですぐには現実的ではない場所。BB+2σは40900円、5MAが40700円にあり最低限このサポートを破ってこれ以下での推移にならなければ売り有利にはならない。それでも再び買いが続くようなら絶好の押し目にもあり得る。

年初に4万円に届いた動きを見てみると1/4にピンバーが出てその翌日から12日間(途中2本の陰線の押し目を含む)上昇が続き、塔婆が出ていったん終了。その後2/8に大陽線が出現して、翌日から11日間かけて(途中陰線計4本含む)上昇。その後浅い押し目を付けて4万円を超えた。今回は6/25に25、75MAを超える陰線が出現してその後9日間かけて高値上昇が続いていることになる。そろそろ、一旦この上げが終盤に来ていることは改めて確認しておきたい。また3/22に40910円の高値を取ってから、約一か月で4000円も下落が起きている事実も頭に入れておきたい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)


36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

41750円
(日足BB+3σ)

41450円
(週足BB+2σ。現実的な次の高値ターゲット。)

41120円
(先週高値、史上最高値)

41070円
(金曜の日中の5分足で上髭となり、午後もここを超えられず、夜間も上髭となっているライン。短期的にここで抑えられ、下がり始めると一旦反転する可能性。超えれば更なる高値追いも。)

■41030円
(金曜夜間終値)

40890円
(日足BB+2σ付近。また現時点で日足、週足で前回の最高値40910円を超えた確定足はなく40890円が引け値確定足の最高値。ここを超えずに再び髭を引いて引けた場合、相場反転のサインになり得る。)

40850円
(木曜に注の高値付近、その夜間の安値、金曜夜間の雇用統計前にここを抜け当セッションの高値まで向かったライン。割れれば41700円割れの5MAチャレンジへ。)

40700円
(日足5MA。木曜日中に意識されたラインが40780円付近、金曜日中の安値が40750円となっており、この付近から日足5MAを割れた動きになると展開は変わりやすい。)

40600円~40430円
(ゾーンとして意識される可能性あり。木曜日中安値、水曜夜間にレジサポとして意識されたラインと重なり、ここを割れると40160円付近、40000円割れへ向かい値幅が出やすい領域に。)

40160円付近
(水曜日中の安値で、火曜日日中の午後に強烈に切り返した高値付近でもある。割れば40000円割れチャレンジ。)

40070円付近
(日足BB+1σ)

40000円
(心理的なラインでもあり、ここを一旦割れてもバンドウォークがBB+1~BB+2σへ移行する押し目だったというシナリオもあり。)

39800円付近
(日足レンジブレイクをした後の一旦の6/29の高値が39790円。また7/2日中に40000円タッチ後の押し目がこのライン。ここも割れると恐らく日足レンジブレイクのライン、39460円を試す展開へ。)

39600円
(7/2の午後に強烈に繰り返した安値が39620円)

39500円

39460円
(7/2日中安値、日足ブレイクラインへ回帰)


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