2023/8/7(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

まずは月足から。月替わりとなった先週、月足が入れ替わったと同時に大きく下落し、先週だけで先月盛り返した下髭を全否定。先月安値は31760円、先週の木曜夜間に中々割れることが無かった32000円をギャップダウンで抜け31660円の安値を付けた。既にBB+2σ(32300円付近)を割れ(そもそも月足でBB+2σ以上で推移すると言う異常な状態だったと言える)、5MAの31620円付近に居る事が認識できる。5MA以下で月足が引けたことは年内では皆無で、陰線は一本もない。大きく下げた事から市場への警戒感が広まって来ているが、月足レベルではレンジブレイク後の「初押し」の状態へ入っている事が認識できる。もちろんこれが本当に単に押しなのか、何処まで行くのかは誰にもわからない。短期的にはかなり売られているが反発のサインはまだ見られない為、まだすぐに目線を変えることは出来ない。

■日経225先物 週足(期近)

過去サポートが続いていたBB+1σ(32400円付近)を割れ、同水準以下での推移となって来た。5MAも32300円付近となっており、同水準以下での推移となっている。フラグ形成をしておりその下限にいることから、ここから反発し同エリアの上限まで戻るのか、そのまま更に下抜けするのかという場面に来ているのが認識できる。(以下の画像を参照)

32300円は金曜夜間の高値となっており、日中高値、と夜間で二度そのラインで抑えられ夜間終盤で31920円まで下落し引けている。32300円のレジスタンスが確認され、今までかなり強固なサポ―トであった32000円もレジスタンスになれば更にもう一段下へ向かう準備が整うと言える状態。

週明けは月、週足で重要ラインが重なっている、まず32300円、32000円付近での動きに注視したい。

■日経225先物 日足(期近)

日足では25MA(32570円)、5MA(32450円)がデットクロスとなっており共に下向きで、売り有利な状態。金曜夜間の高値や上位足でのレジスタンスになった32320円付近の上でも頭を抑えられる要因は多く短期的に買いの形になる要素はまだ見当たらない。一方、週足レベルのフラグ形成で下限に居る事、日足のBB-2σ(31730円付近)にタッチしている事は認識して置きたい。但し先週安値を付けた際にタッチしそうでしなかった日足75MAが31600円(先週は31400円台)おり、同水準はしっかりと上昇して来ている為タッチすればサポート要因として機能する可能性は高い。逆に割れると先週安値割れ&今年3月以降の同水準割れとなり展開が変わって来る。

短期的な動きと中長期的な流れの「はざま」に居るように見え、また夏枯れ相場になりやすい時期に入っている為、掴みにくい相場が続く可能性もある。全体の動きを慎重に流れを見極めたい場面。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

33190円←→33120円
32590円←→32440円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

33000円

32850円付近
(先月の日銀政策発表時に一旦は頭を抑えられたラインで先月後半にレンジ形成されたレンジ上限でもある。)

32700円
(ここの長い期間意識されていると言って良いライン。ここを抜けサポートやリターンがあれば再び33000円を目指す展開もあり。)

32590円
(32590円←→32440円窓埋めライン)

32550円付近
(33280円の下限から意識されているゾーンの上限。日足25MAが下りてきている事から頭を抑えられる要因となり得る。)

32450円付近
(日足5MA、週足BB+1σ付近。32300円を突破しても同MAにタッチした場合絶好の戻り売りになる可能性あり。32590円←→32440円窓埋め開始ラインでもあるので注視。)

32300円
(月足BB+2σ、週足5MA付近で金曜夜間で二度抑えられレジスタンスとなっているライン。まずはここを抜けられるか否かで今後の展開は変わる。また32280円附近から32550円付近まで長い間レンジ帯が意識されており、これ以上で動いた場合そのレンジ上限を目指しやすい形となる。)

32080円付近
(金曜夜間の動きを見ているとこれ以上でサポートが出来ていない。32000円を抜けてもこれ以上で推移しないとレンジ高値32300円の領域は見えてこない)

32000円
(以前から強固なサポートラインだった大台価格。ここでのレジスタンスが機能すればもう一段下への可能性が高まる。)

■31920円
(先週、金曜夜間引け値)

31880円付近
(ここを割れると31660円の直近安値割れチャレンジへ)

31660円
(先週安値。日足BB-2σが31700円付近。)

31620円
(日足75MA、月足5MA付近。しっかりと上昇して来ている為サポートになる可能性あり。)

31500円

31360円
(6/8の安値。ここから31550円付近までソーンとなっている。重要ラインとしてサポート要因になり得るが、ここを割れると更なる下落を呼ぶ可能性大。)

31280円
(窓埋め31280円←→31200円あり)

31200円
(窓埋め終了。31280円←→31200円)

31000円

30850円
(ここから30640円(5/31の安値)が底値領域がとなっている。)

30640円
(5/31の安値。もしここも割れた場合、5/25安値30400円ラインまで行き、そこも割れた場合、今年のレンジブレイクした領域まで全戻しする可能性が見えてくる。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?