2024/8/19(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
いつも通り月足から。暴落からリバウンド相場が続いている状態。日本が祝日の月曜日のNY時間にCFDが高値チャレンジ。そこでは突破はなかったが、火曜日の日中にまず35920円のそれまでの高値をブレイクすると同時に、36000円もすぐに突破。その後も押し目を付けながら42500円の半値戻しの36400円付近も軽々と突破。そして木曜日の欧州時間に発表された米国小売り指数が発表されると共に暴騰。37000円を軽々突破し、ほとんど押し目を付けることなく、37700円まで上昇する強さ。日中の時点でも短期的にはかなり過熱している状態だったが、日本の相場が締まっており、またお盆休みの取引量が少ない時を狙って「好き放題」やっている印象が否めない。
それでも金曜日中も止まらず、後場、引けに向かって盛大に踏み上げる動きを見て遂に38000円突破、38130円まで行き、ここが先週の高値となった。
しかし夜間が始まるとここから一転して売りに。日中の37490円の安値も割、」欧州時間の21:30までに37280円まで下落する展開に。ここからNY時間は37840円まで戻すも、既に金曜日中に開けた窓の領域に突っ込んでいることから明日以降、700円近く空いている窓に対してどのように値動きをするのかを注視する状態で明日の週明けを迎える状態。日本目線で言えば明日から相場が「戻ってくる」ことになるのでこの一週間の相場に変化があるのかを見極めたい。
5MAは37780円、金曜夜間の引け値は38090円、BB+1σが37400円付近となっており、既にBB+1σを回復しているのが分かる。過去に月足がこれだけの下髭を引いた例はなく、今後どのようにプライスが振る舞うかは全く分からない。SP500も先週の引けで月足が強烈な下髭陽線となっており、底値での買い勢力が強いのが日米で見て取れる。月内でまだリバが続くようであれば5MAは:37780円までは見てくる。
但し、前出の通りかなり過熱していることは事実で、このままでは行かない事は明白。一旦この上げに対しての押し目(になるかは不明だが)がどこまでになるのか、月初と同じように7月の安値37600円、6月安値37920円、5月の安値37610円、4月安値36710円に対してどのように動いていくかを再び注視していくことになる。また面白いのが金曜夜間の引け値が38090円、5月の始値が37070円になっておりほぼ同値であり、このラインから4月~7月の足が全て下髭になってる。この辺りで一旦押しも押されるのか、再び上昇を続け5MAは37780円まで行き、それ以上へ向かうのかと言う分水嶺にいると見て取れる。
まずは明日の日中、金曜夜間安値へ向かう動きになるのか(そうなれば窓埋めが見えてくる)、それを否定する動きになるのかを見極める必要がある。
■日経225先物 週足(期近)
先々週の強烈な下髭リバから、しっかりとしたほぼ丸坊主の陽線となった先週。既に5MA(36870円)、BB-1σ(37250円:これは金曜夜間の安値と重なる)。25MAは38670円となっている。やはり5MA以上での推移となり再び高値を目指すとなると38700円前後がターゲットになり得ることは分かる。BB-1σや5MAの位置などを見ると底堅そうな印象を受ける。が、少し目線を長くして見れば、最高値から既にそれまでの安値36710円(4月安値でもある)を割れ、年初のブレイクラインである34000円をも割れてからのリバウンド中となり、基本に立ち返れば、「戻り売り」ポイントは何処になるのかと言うことになる。「戻り」になる時は前回ブレイクした安値ライン(ここでは36710円)を再び試すことはセオリーで、更に深く入りダマしの踏み上げを作りそこから再び「売り」を開始することは多々見る。その意味では今いる夜間の安値:37280円より上から36710円まではダマしの領域ともとれる。
先週の火曜日の寄りで37500円←→36880円に窓が空いていることは前出の通りだが、同時に37730円(37600、7/26基準)←→36670円までも窓が空いる。つまり日中では37730円以下から36880円(~36670円)まで下落時も上昇時も全く値が付いていない領域になる。木曜夜間ではこの領域を一気に埋めてきたことになり、今度は日中でこの領域でどのような動きになるかを認識する時が来ることが分かる。36880円は5MAとの基準も重なるため、37000円を割れた後のクリティカルなラインとなり得る。
■日経225先物 日足(期近)
下ってくる25MA(37720円)を一旦抜けた後に下落して、ほぼ同MAと同じ位置にいる。また200MAが37300円付近にあり、金曜夜間はここでサポートを受けたことが分かり、ここを割れるか否かで大きく展開が変わってくることが認識できる。5MAは37000円の大台付近にあり、次なるサポートになり得る。夜間高値が37840円、夜間の引け値が37620円、夜間安値が37280円となっており、下目線なら5MAの37000円→36880円(窓埋め&木曜日中高値付近)、36670円(窓埋め)などが見えてくる。上目線なら夜間高値が37840円、37900円付近が金曜日中、夜間で2度抑えられている)、38000円、38130円(先週高値)、7/30の高値38550円、38700円付近(日足75MA、週足25MA、月足5MA付近)まどがターゲットとして見えてくる。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
日中、日足窓の位置
42120円←→41960円(41770円 7/12基準)
41060円←→40420円(40410円 7/19基準)
37730円(37600、7/26基準)←→36670円
37500円←→36880円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 月足
■日経VI 週足
■日経VI 日足
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■今後節目となりえる価格帯
39230円
(7/31高値、日銀発表後に付けた高値。ここから暴落が始まった。)
↑
39090円
(8/1高値)
↑
39000円
↑
38700円付近
(日足75MA、週足25MA、月足5MA付近。)
↑
38550円
(7/30高値でFOMCで付けた高値。)
↑
38260円~36400円付近
(史上最高値へ向かう前、その後の下落でこの付近を中心にレジサポを意識した動きになっていたライン。)
↑
38130円
(先週高値)
↑
38000円
↑
37900円
(金曜日中、夜間で二度抑えられているライン。)
↑
37840円
(金曜夜間高値)
↑
■37650円
(金曜夜間終値)
↓
37500円
(37500円←→36880円の窓埋め開始ライン。ここを割れれば金曜夜間の安値へ。)
↓
37280円
(金曜夜間の安値。日足200MA付近。)
↓
37000円
↓
36880円
(37500円←→36880円の窓埋めラインで木曜日中の高値、指標でここをブレイクして暴騰したライン)
↓
36710円
(4月安値で暴落時のブレイクライン。この上昇が戻りとした場合このラインを割れるのは重要。)
↓
36670円
(37730円(37600、7/26基準)←→36670円の窓埋めライン。CFDの5MAが36700円付近に。)
↓
36530円
(木曜夜間の安値ライン。指標前の安値。割れれば木曜日中のブレイクライン36350円付近、安値の36230円)
↓
36350円付近
↓
36230円
(木曜日中安値)
↓
36080円
(ここから36030円付近まで意識されているライン)
↓
36000円
↓
35840円
(8/14夜間安値)
↓
35800円~35730円付近
(ここを割れると先週火曜日の寄り後の安値35450円付近へ)
↓
35450円
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