2023/7/24(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。熱い毎日が続いており夏を感じる日々だが相場はそろそろ夏枯れか、と思うような方向性が定まらない状態に入りつつある様に見える。週明け、17日は休日で目立った動きは無いし。火曜日の日中に32700円手前まで上昇を見せた後に全戻り。その後の夜間セッションで再度上昇が始まり、水曜日の寄りに32870円まで付け、前回の高値を抜ける。しかし再び下落し、ザラ場は相変わらず方向感が無い状態だったが引け30分前後前から一気に買い上げる上昇時のパターンが現れ、そのまま翌夜間で33050円まで付け、これが先週の高値となった。この時点で日足25MAは超えていたが、ここからまたズルズルと売られ金曜日中の安値32050円まで売られる行ったり来たりの展開。32000円は突破することは出来ずにここから強烈にリバウンド。日中は32460円、夜間に入り日銀植田総裁によるYCCの変更なしを示唆する発言も伴い更に上昇。32760円の高値まで付け、金曜夜間は32700円で引けた。

全く方向感が無く行ったり来たりをしているだけだが、月足を見るとしっかりとした陰線からだいぶ下髭を引いてきている状態。残り1週間で陰線がどこまで消えるのか、もしくは再びこの下髭を消す展開になるかで翌月の動きに影響も出て来る。BB+2σは31700円付近となっており、先々週の安値31760円、先週の安値が32050円となっており、安値は切り上げて(33050円を超えなければ日足レベルでは切り上げは確定はしていない)来ており相変わらず底堅い展開を見せている。月足ベースでもBB+2σ上を保っており非常に強い展開である事には変わりはない。展開が変わるにはやはり32000円以下での推移が必要になる事が分かる。BB+3σは33500円付近、5MAは30750円付近となっている。

■日経225先物 週足(期近)

5MAが32600円付近にあり、先々週も先週もこの値を超えきれない状態が続いてたが、金曜引け時点では同MAを抜けて引けている。同水準以上で推移すれば先々週の高値の32850円、先週高値の33050円チャレンジへ向かうと見られる。BB+1σが32100円付近となっており、先週安値は32050円。過去三週間の足を見ても同水準でのサポートが効いている事が分かる。きちんと下げるにはこれ以下で推移することが必要になる事が改めて分かる。

いずれにせよキチンとした方向感が出るまでは、少し時間が掛かる可能性がある。

■日経225先物 日足(期近)

やはり注目をしたいのはやや下向きになっている25MA(32750円付近)。ここをしっかり超える、これ以上でサポートが出来れば上昇に転換することは明白の状態。これが先週、先々週いずれも実現していない。5MAは32550円付近となっており木曜日中の戻り高値~金曜日中の高値付近と重なる。この32750~32500円付近では方向感が出難いと思われ、短期的にはどちらかに抜けるかを見極める必要があるだろう。BB+1σが32280円付近(この近辺も重要ライン)、BB+2σが31800円付近。日足のボリンジャーバンドは収縮に向かっており次の動きへエネルギーを溜めている状態と言える。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯

33500円

33380円付近
(7/5高値付近)

33240円
(7/6高値、日足BB+1σ)

33130円付近
(ここから33240円付近までゾーンになっている。33050円を超えてもこのゾーンを抜けきらないと逆に売られる可能性あり。)

33050円
(先週高値)

32850円
(先々週高値)

32760円付近
(金曜夜間高値、日足25MA。上昇基調になるにはこれ以上での推移、サポートが必須。)

■32700円
(先週、金曜夜間引け値)

32550円付近
(日足5MA、週足5MA付近。木曜日中の戻り高値~金曜日中の高値付近。この下で推移すると売り有利に傾く。)

32300円付近
(日足BB-1σが32280円。ここを割れ33200円を割れると更に売り有利になり32000円割れチャレンジへ向かう可能性。)

32200円
(ここを割れれば32000円割れへ。)

32050円
(先週安値、32100円付近に週足BB+1σがあり過去3週間サポートを受けており割れて推移すれば展開はかなり変わる可能性あり。)

32000円

31800円
(日足BB-2σ)

31760円
(先々週安値)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?