2022/9/12(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析
■日経225先物 月足(期近)
まずは月足から。先週は雇用統計発表後の上げ→27900円(9月限、CFD基準)の日足5MAタッチまで上昇後に一気に売られ27450円付近まで下落。SQ週月曜の寄りも同レベルからのスタートとなり日中チャートでは大きく窓を空ける展開となった。その後はジリジリと戻すも日足5MAを超えることは出来ずに7日(水)の日中に遂に崩れ、ターゲットであった27350円(9月限、CFD基準)の窓埋め開始ラインを目指して行く展開となった。結局27260円(9月限、CFD基準)まで突っこんでいたが、日足200MAやその他、週足、月足のMA等のサポートもあり、ここからリバウンドを開始。27060円(9月限、CFD基準)の窓埋めには当然届かず、一瞬窓埋め領域に入って戻るパターンとなった。(これはいずれここがターゲットとなり27000円割れチャレンジへ向かうフラグ)この数日間短期騰落は56.36→75.42と推移、この日は結局48.08との超低水準。また直近高値の29200円台(9月限、CFD基準)から丁度2000円という値幅と言うこともあり、結果的にここが底値となった。その後SQ日を通過後も強い展開が続き、週末の金曜夜間では「幻」だったSQ値28,253.40に迫る28210円まで上昇した。
月足チャートでは依然として25MA(27550円付近)のサポートが強烈に効いており、結局今年はこの同MA上で行ったり来たりを繰り返しているだけとなる。やはり今後大きく動くにはこの水準からどちらに大きく離れかという所だろう。先週同様、ボリンジャーバンドの収縮の勢いも相変わらずで月足レベルの大きな展開へ移る過程であることが認識できる。下は27550円のレジサポ、上はBB+1σ、29170円付近が節目となる。
まずは週明けのSQ値達成後にどのような動きになるのかをしっかりと見極めて行きたい。(期近チャートで記述している点に注意)
■日経225先物 週足(期近)
先週は強いリバウンドを見せていあが週足レベルではまだ5MA(28280円付近)も超えていない状況。75MA(28000円付近)は超えており、SQ値付近と重なる5MA上で推移し始めるとまた一つ上の価格帯へ移り、先々週の高値である28770円付近、BB+1σの29000円付近がターゲットとなり得る。逆にSQ値付近で一旦の戻しが終わるとの展開であれば75MAを割れ再び25MA(27350円付近)まで戻り、場合によっては27000円割れへ向かう可能性が出て来る。(期近チャートで記述している点に注意)
■日経225先物 日足(期近)
25MA(28250円、SQ値付近)のタッチ寸前の所まで来ている。ここを完全に抜けきれば別次元の相場が始まり28500円、28700円、29000円・・・と言う流れも出て来るが現時点では何とも言えない。少し長い目で振り返ると7月、8月で形成したレンジの高値が28300円付近。再びこの付近で頭を抑えられると、変則的な三尊形成になる見方も出来るようになり。この領域を抜けて切り上げるのか否かは重要なポイントになり得る。8/31高値が28340円にあり、SQ値達成後にここまで行った際にどの様な動きを見せるかをしっかり見極めたい。28220円→28600円(期近チャートレベル)に窓がありこの領域に入り、完全に強く抜ける様であればこのリバウンドは少し違った展開になってくる。28220円→28600円の窓に対する動きは、先週に27350円からの窓の領域に突っ込んだが27060円の窓埋めならずにリバウンドしたのと同じ状況になり得ることから、どのような動きを見せるかは非常に興味深い。
まだ安易な売りは大怪我に繋がる段階であることはしっかりと認識して置かなければいけない場面。まずはSQ値、28340円付近を目指す展開を想定しながらシナリオを構築して行きたい。
■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)
窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)
29090円→29170円
28220円→28600円
明日の寄り→28060円
27350円→27030円
27740円→27740円
25220円→25200円
24540円→24390円(週足窓でもある)
23860円→23850円
23530円→23350円(日本が休場明けに空いた窓)
■日経VI 週足
■日経VI 日足
日経VIは先週、先々週の下落でも無風と言って良いだろう。
■日経225先物(4時間足)
■日経225先物(1時間足)
■日経225先物(15分足)
■今度節目となりる価格帯
※注意書きが無い場合は基本的に期近、CFDチャートの値として記述
・29230円付近
(直近高値、12月限基準だと29000円付近となる)
↑
・29000円付近
↑
・28760円付近
(12月限基準だと28500円付近となる、先々週の高値、日足BB+1σ基準)日足25MAを抜けるとこの付近までターゲットになり得る。28600円が28250円からの窓埋め完了ライン。またジャクソンホールでのパウエル発言がほぼ全戻しとなる領域)
↑
・28500円付近
↑
・28340円付近
(先々週の高値。ここを超えれば28700円方向になりパウエル発言の全戻しとなる可能性。)
↑
・28250円付近
(SQ値、日足25MA付近。28220円→28600円窓埋めあり)
↑
■28190円(12月限、金曜夜間引け値)
↓
・28170円付近
(12月限だと28000円付近。この領域から27940円付近(12月限だと27800円付近まで意識されているレンジ帯。ここでサポートされればまだ再び上昇する目はあり。割れて推移すると27940円付近(12月限だと27800円付近)のレンジ帯の底値まで行く。
↓
・28000円付近
↓
・27950円付近
(12月限だと27800円付近で、28170円から意識されているレンジ帯の底値。ここを割れると売り有利になりやすいが日足5MAが徐々に上がってくることからまだサポートになる可能性あり)
↓
・27850円付近
(日足5MA付近、12月限だと27700円付近)
↓
27750円付近
(12月限27600円付近。ここを割ると売り有利な展開に。恐らく日足5MA以下の展開になっており先週の安値27300円割れ(12月限27030円)へ向かう可能性。
↓
27450円付近
(期近日足75MA付近にあり日足200MAの水準でもある。先週もこの付近での強さを見せたため攻防になる可能性。月足25MAも27550円付近にあり。)
↓
27350円付近
(再び窓埋めに入るライン。先週の安値、27260円を割れば27000円へ行き先週成し遂げなかった窓埋め27060円(12月限26800円)へ向かう。)
↓
27000円
↓
26800円
(12月限耳順での窓埋めライン)
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